AI投資「ROBOPRO」が最高値更新
株式会社FOLIOホールディングスの子会社である株式会社FOLIO(東京都千代田区、代表取締役:四元盛文)が提供するAI投資サービス「ROBOPRO」が、2025年5月12日に最高値を達成したことを発表しました。この成果は、相場の変動にも耐えうる、同サービスの優れた運用能力を示しています。
市場の厳しい状況にも対応
2025年の2月以降、米国の厳しい関税政策や関連する経済指標の悪化により、各国の株式市場は不安定な動きを見せていました。特に、S&P500は急落し、投資家たちの間に悲観的な見方が広がりましたが、すぐに「ROBOPRO」は株式に対する積極的な投資配分を維持。さらに、臨時のリバランスを通じて資産の比率を柔軟に調整することにより、2025年5月12日には最高値の更新を実現しました。
ROBOPROの実績を振り返る
ここ3か月における「ROBOPRO」の実績をみると、2025年2月には米国での経済指標が軟調な状態となり、これに引きずられる形でS&P500が下落を始めました。しかし、「ROBOPRO」は多様な資産を組み入れ、特に金の保有が功を奏し、他の市場よりも下落幅を抑えることに成功しました。
4月の相互関税の発表後、S&P500が22.02%下落する中で、「ROBOPRO」はその下落幅を13.39%に抑えることができました。そして、相互関税の追加部分の一時停止が発表された後、市場は回復傾向に。これに伴い、「ROBOPRO」は株式の比率を引き上げ、5月12日には最高値を記録しました。この日は、S&P500が-6.84%、一般的なロボアドバイザーが-2.62%の結果を残す中、独自の運用戦略によって「ROBOPRO」は最高値を達成しました。
ROBOPROの独自性と強み
「ROBOPRO」が市場で突出した成果を上げられた要因には、40以上の先行指標を用いた多角的な分析があります。このAI投資サービスは、約1,000種の特徴量を元に将来の市場を予測し、実際の経済動向に先行して反応するデータを厳選し使用しています。これにより、より精緻な予測が実現しているのです。
合理的判断による運用
「ROBOPRO」は、AI技術と伝統的な金融工学理論を融合した合理的な投資判断のプロセスが特徴です。人間が感情に左右されやすい投資判断の中で、AIは定量的な分析を通じた合理性を持って運用を行います。投資配分の変更は毎月の相場に応じて行われ、急変時には臨時調整も実施され、柔軟な対応がなされています。これにより、投資パフォーマンスの最大化を目指しています。
今後の展望
FOLIOが培ったAI投資のノウハウは「SBIラップ AI投資コース」や「ひめぎんラップ」にも活用されています。また、「ROBOPROファンド」では、FOLIOの運用戦略に基づく投資助言が行われており、成長投資枠での利用も可能です。これにより、より多くの投資家に「ROBOPRO」の革新を提供することが期待されています。FOLIOホールディングスにとって、この成功は更なる成長の第一歩となり、今後も新しい金融ソリューションの実現を目指して邁進していきます。