JPX総研、個人向けデータサービスに空売りデータを新追加
JPX総研は、日本市場向けのデータ配信サービス「J-Quants API」に、2023年5月5日より空売り残高報告データを新しく追加しました。これにより、個人投資家にとってより価値の高い情報を提供することが可能になります。
J-Quants APIとは?
J-Quants APIは、日本市場に特化した金融データを、使いやすい形式で提供するウェブサービスです。投資家が簡単にデータにアクセスできるよう設計されており、さまざまなプランが用意されています。無料プランを含む4つのプランから選ぶことができ、まずはお試し感覚で利用できるのが嬉しいポイントです。
空売り残高報告データの追加
今回の空売り残高報告データの追加により、J-Quants APIのユーザーは、構造化された形式で長期間にわたるヒストリカルデータを利用できるようになります。このデータは、「有価証券の取引等の規制に関する内閣府令」に基づいて報告されたもので、残高割合が0.5%を超える空売りについて、取引参加者からの情報を集約しています。
これまでも空売り残高に関するデータはJPXのウェブサイトで利用可能でしたが、過去のデータはExcel形式で12か月分のみに限られていました。この変更により、投資家はより深い分析ができるようになります。
料金プランの詳細
J-Quants APIでは、無料プランからプレミアムプランまで、各種料金プランが用意されています。
- - 無料プラン: 月額0円で、12週間遅れのデータ提供。
- - ライトプラン: 月額1,650円で、必要な基本データを利用可能。
- - スタンダードプラン: 月額3,300円で、より詳細なデータにアクセスできます。
- - プレミアムプラン: 月額16,500円で、最も包括的なデータが手に入ります。
各プランで提供される情報には、上場銘柄の一覧や株価の四本値、財務情報など多岐にわたります。特にプレミアムプランでは、空売り残高報告データに加え、売買内訳データなども利用可能です。
J-Quants APIの利用方法
J-Quants APIを利用したい方は、同社の専用ウェブサイトから簡単に登録が可能です。興味のある方は、ぜひ訪れてみてください。利用法やデータの取り扱いについての詳細も、ウェブサイトで確認できます。
結論
JPX総研の新たな試みが、個人投資家にとってデータに基づいた快適な投資ライフを実現する一助となるでしょう。空売り残高報告データの追加により、これまで以上に質の高い情報が手に入るため、投資判断の質も向上することでしょう。今後のJ-Quants APIの進展にも期待が寄せられます。