Closer Roboticsが参画
2024-09-24 21:03:54

Closer Robotics、経産省の革新プロジェクトに参加決定 - 食品ロボット開発の新たな一歩

Closer Robotics、経産省の革新プロジェクトに参加決定



株式会社Closer(代表取締役:樋口翔太、本社:茨城県つくば市)は、経済産業省が推進する「令和6年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業(食品分野)」に参画することが発表されました。このプロジェクトは、ロボットの社会的な実装を目指しており、特に「施設管理」「食品」「小売」「物流倉庫」といった分野に重点を置いて支援が行われています。

経済産業省の革新事業とは?



この事業は2020年度から開始され、ロボット技術の社会導入を促進するための予算が組まれています。特に「食品分野」では、一般財団法人日本総菜協会がプロジェクトの中心的な役割を担っています。この事業では、惣菜製造業界の特有の課題に取り組むことが求められています。惣菜製造では、対象物が不定形であることや、多品種・小ロットであるため、ロボットの導入には技術的・経済的なハードルが高いとされています。

プロジェクトの具体的な内容



今回のプロジェクトでは、麺惣菜の盛付全工程ラインシステムの開発や、搬送ロボットによる常温・冷蔵フロア間の製品移送などを通じて、ロボットシステムの導入範囲を広げると同時に、汎用性の向上を図ることを目指しています。また、業界内の惣菜製造企業8社や研究開発企業14社と共に、技術開発を進め、具体的な業界課題の解決に取り組むとのことです。

Closer Roboticsの技術



Closer Roboticsの強みは、創業当初から画像処理技術とロボット制御技術を統合した高精度なロボットシステムを開発している点です。今回のプロジェクトでは、特に調味料の小袋を容器に移す作業の自動化などが計画されていますが、これには小袋の光沢や形状の変形という特性が影響し、従来の画像処理技術では認識が難しいというチャレンジがありました。Closerはこの技術課題に向き合い、麺惣菜盛付工程の統合システムの開発を加速する方針です。

会社概要



Closer Roboticsは、筑波大学発のAIロボティクス企業であり、ビジョンとして「ロボットを当たり前な選択肢にすること」を掲げています。特に、自動化が難しい食品産業や中小規模の生産ラインに焦点を当て、労働力を補完するためのロボットを研究・開発しています。

  • - 社名:株式会社Closer
  • - 代表者:樋口翔太
  • - 設立日:2021年11月29日
  • - 本社所在地:茨城県つくば市天王台一丁目1番地1産学リエゾン共同研究センター棟202
  • - 会社HPclose-r.com
  • - 連絡先[email protected]

この新たな取り組みにより、日本の食品産業における効率化や生産性の向上が期待されます。Closer Roboticsは、進化するAIロボット技術により、未来の食文化の支えとなる存在を目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社Closer
住所
茨城県つくば市天王台一丁目1番地1産学リエゾン共同研究センター棟202
電話番号

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