南九州市とファノバ、災害対策協定を結ぶ
令和7年9月29日、南九州市は株式会社ファノバと「水道施設の災害等に伴う応援協定」を結びました。この協定は、大規模な地震や風水害などによる水道施設の被災を想定し、迅速に対応するためのものです。具体的には、断水が発生した際に市民に給水を行うための災害応援要員の派遣や、給水車、非常用給水袋の提供などが含まれています。
この取り組みの背景には、災害時における市民のライフラインを守るという明確な目的があります。水道は日常生活に欠かせないものであり、その供給が停止することは、市民にとって深刻な影響を及ぼします。だからこそ南九州市は、災害時においても迅速かつ安全な給水活動を行える体制を整える必要があるのです。
協定の具体的な内容
協定の内容には、災害時における応急給水活動の実施が盛り込まれており、前例のない規模の自然災害が発生した場合にも迅速に対応できる体制を整えることが求められています。具体的には、以下のような項目が挙げられます。
- - 給水車の派遣:災害が発生した際に、迅速に市民に水を供給するための給水車を派遣します。
- - 災害応援要員の派遣:災害時の支援を行う専門の要員が配置され、現場での効率的な対応を可能にします。
- - 非常用給水袋の提供:市民が非常時に必要とする水を保管できる非常用給水袋の配布を行います。
こうした取り組みにより、南九州市は市民に安全で安心な水を確保し、災害に強い地域づくりを目指しています。
市の地域特性
南九州市は鹿児島県南部に位置し、旧頴娃町、旧川辺町、旧知覧町の3つの町が合併して誕生した都市です。この地域は自然に恵まれた環境で知られており、災害に対する備えが一層重要です。また、合併によって生まれた南九州市では、地域全体の連携を強化し、地元の特色を活かした災害対策が求められています。
まとめ
南九州市とファノバによるこの協定締結は、市民のライフラインを守る重要な一歩となります。災害研究や公的機関との連携を強化し、地域全体での安全・安心な水の供給体制を確立していく取り組みは、今後の災害リスクに立ち向かう上で重要です。市民みんなが安心して暮らせる環境を作り上げるため、今後もこうした施策の推進が期待されます。
お問い合わせ
南九州市水道課業務係へご連絡ください。電話:0993-83-2511