SHG排出量可視化
2025-09-05 13:23:28

SMCが大手製造業初、GHG排出量可視化プラットフォームを無償提供開始

SMC株式会社が取り組む脱炭素化支援



SMC株式会社(以下、SMC)は、温室効果ガス(GHG)排出量を可視化するプラットフォーム「C-Turtle®」を、株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)が開発したものとして、2025年9月より国内約600社のサプライヤーに対し、無償提供を開始することが発表されました。この提供は、国内の大手製造業としては初めての取り組みです。

サプライヤーとの密接な連携



SMCは、サプライヤーの環境負荷を軽減し、より正確で信頼性の高いScope3排出量算定を実現することで、サプライチェーン全体の脱炭素化を推進します。このC-Turtleの導入は、サプライヤーからの一次データを直接活用することを意味しており、これまで用いていた二次データからの分析ではなく、具体的な排出量を実測に基づき把握することが可能になります。

一方で、データの収集にはサプライヤーにとって負担がありましたが、C-Turtleを共通プラットフォームとして設計することによって、これまでの課題を解決し、効率的なデータ管理が促進されます。SMCは、このプラットフォームを通じて、GHG排出量の透明性を高め、持続可能な社会の実現を目指します。

サステナビリティの背景



SMCは、自動制御機器の総合メーカーとして、広範な産業領域での自動化や省力化、そして環境負荷低減を支える製品を提供しています。特に空気圧機器においては、世界的なシェアを誇ります。企業は気候変動に関連する社会的責任を果たすことが求められており、SMCも2050年までのカーボンニュートラルを目指し、GHG排出量の削減に貢献する姿勢を見せています。

NTTデータの役割



NTTデータは、SMCのサステナビリティ戦略をサポートするため、C-TurtleによるGHG排出量の可視化と情報開示を推進しています。このプラットフォームは、関連企業がそれぞれの削減努力を反映できるよう設計されており、事業活動を通じた脱炭素経営を支援しています。

C-Turtleの特徴



C-Turtle®は、GHG排出量を可視化するために設計されたプラットフォームで、サプライヤーから得た一次データを基に実際の排出量の算出を行うことができます。一般的に、排出量の算定では市場平均値が用いられることが多いですが、C-Turtleはサプライヤー別のデータを活用することで、より正確な削減効果の実測が可能です。これにより、サプライチェーン全体の環境負荷を減少させるための積極的な取り組みが見込まれます。

今後の展望



SMCは信頼関係を基にした協力の下、排出量の可視化と削減活動をより強化していきます。さらに、C-Turtleをグローバルに展開し、海外のグループ会社やサプライヤーへの展開も視野に入れながら、地域や業種の壁を超えた普遍的な排出管理の実現を目指します。

結論



この取り組みは、ただ単にデータを提供するだけでなく、企業間の協力を通じて脱炭素社会の構築に大きく貢献することが期待されます。SMCとNTTデータは、企業としての社会的責任を果たしつつ、持続可能な未来のために積極的に行動していく方針です。


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会社情報

会社名
株式会社NTTデータ
住所
東京都江東区豊洲3-3-3豊洲センタービル
電話番号

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