若者が未来を変える!グローバルヘルス支援の新たな試み「Reach Out Project」
2025年4月5日、東京都内で「Reach Out Project」の第3期がスタートしました。このプロジェクトは、グローバルヘルス分野のアドボカシーに従事する若者たちの育成を目指すもので、これまでに80名以上が参加してきました。
このプロジェクトは、現代社会の多様化やグローバル化に伴い、行政や専門家だけでは解決が難しくなっている社会課題に対処することを目的としています。特に注目されにくいグローバルヘルス問題に焦点を当て、若者が実践的な活動を通じて政策提言を行う機会を提供します。
プロジェクトの背景と目的
「Reach Out Project」は、特定の分野において若者の声を政府や議会に届けることが重要だと考えています。2025年はTICAD9が開催される年でもあり、日本がグローバルヘルスに関与する良い機会です。この時期に若者の意見が反映されることで、より多くの命を救うことができます。
新しいメンバーと活動のコース
第3期の参加者は、大学生や大学院生、研究者、企業人、NPOのメンバーなど、さまざまなバックグラウンドを持つ10代から30代の男女です。今期は、参加者の興味や活動段階に合わせて2つのコースが用意されています。
インパクトコース
スタートアップや政策提言をすでに行っているNPOなど、実践的な活動を基にした政策提言を目指す団体が対象です。
グロースコース
アドボカシーの基礎から実践までを学びながら、継続的な政策提言活動を行う学生団体やNPOが対象となります。
キックオフイベントの内容
イベントでは、参加者同士の交流を深めるための「モチベーショングラフ」によるディスカッションや、グローバルで影響力のあるリーダーとして必要なスキルについての講義が行われました。特に、ポリポリ代表伊藤氏が述べた「新しい政治・行政の仕組みをつくることで、世界中の人々の暮らしを幸せにする」という理念は、多くの参加者に共感を呼びました。
講義とワークショップ
講義では、グローバル課題に取り組むためのルールメイキングの重要性や、疾病負荷研究から得られるデータの活用法についての専門的な講義も行われました。特に、慶応義塾大学の野村教授による講義は、参加者たちが直面するグローバルヘルスの課題を理解する助けとなりました。
今後の展望
このプログラムでは、政策提言のスキルアップ講座や、キャリアイベントなどを予定しており、約1年間の活動を通じて実践的なスキルを磨くことが期待されています。PoliPoliは、参加者の成長をサポートし、彼らの活動を通じて社会に変化をもたらすことを目指しています。
この「Reach Out Project」は、夢を持つ若者たちが自らの手で未来を変える力を育む、まさに新しい時代のリーダーを育成するための重要なプラットフォームとなっています。
詳細については[こちら]()をご参照ください。