消費者信頼感調査
2025-03-28 10:22:10

世界消費者信頼感、イプソスによる最新調査結果を公開

イプソスが発表した世界消費者信頼感指数



最近発表された「イプソス世界消費者信頼感指数 2025年3月」によると、世界的に消費者信頼感がわずかに低下したことが明らかになりました。今回の調査は、世界29カ国の75歳未満の21,000人以上を対象に実施され、結果は日本を含む広範な地域の消費者心理を反映しています。

最新の数値と背景



イプソスの調査によれば、世界消費者信頼感指数は先月から0.6ポイント下落し、48.2となりました。この指数の減少は、昨年同時期の数値と同水準で、消費者信頼感が安定しない現状を示しています。調査は2025年2月21日から3月7日まで実施され、様々な国の消費者の意識を探りました。

29カ国中5カ国では、2月から3月にかけて消費者心理が改善したものの、7カ国では顕著な低下が見られる結果となりました。特に、現況、期待、投資のサブ指数はすべて下がりましたが、雇用指数は安定を保っているという特徴が見られます。

地域別の動向



調査によると、ラテンアメリカ地域では消費者信頼感が著しく落ち込んでいます。特にチリやアルゼンチン、コロンビア、ペルーでは、前月比でそれぞれ大きな下落を記録しました。一方で、アジア太平洋地域の消費者信頼感は国によって異なっています。

インドネシアは最大の下落率を示し、サブ指数は-5.7ポイントでした。しかし、マレーシアやオーストラリアなどでは反対に信頼感は上昇しています。これにより、各国の経済状況が消費者心理にどのように影響を与えているのかが伺えます。

消費者信頼感指数の詳細



29カ国の調査結果では、インドが60.2ポイントを記録し、唯一国家指数が60を超えました。この他にも、インドネシア、マレーシア、メキシコ、シンガポール等が50ポイント以上の数値を示しています。しかし、日本や韓国、ハンガリーといった国々は40ポイント未満と、消費者心理が厳しい状況にあることが浮き彫りになりました。

調査の重要性



この調査結果は、イプソスが自社のオンラインプラットフォームで日々実施している消費者信頼感調査を元にしています。毎月報告される主要な消費者信頼感指数は、企業や政策立案者にとって非常に重要な指標となります。消費者の心理を理解することで、経済の方向性や市場のトレンドを的確に把握する手助けとなるのです。

まとめ



イプソスが発表した消費者信頼感指数は、各国の経済状況や消費者心理を直接的に反映しており、国ごとの動向を把握する上で非常に重要です。特に、信頼感の変化を見つめることで、今後の経済的な展望や市場の動きに関する予測が立てられます。これからの調査結果にも注目していきたいと思います。


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会社情報

会社名
イプソス株式会社
住所
東京都港区虎ノ門4-3-13ヒューリック神谷町ビル
電話番号
03-6867-8001

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