モルゲンロットとテンストレントが戦略的パートナーシップを発表
コンピューティングパワーのインフラを提供するモルゲンロット株式会社は、AIおよびハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)領域での技術革新を目指し、米国のテンストレントと戦略的パートナーシップを締結しました。この提携により、両社は提供する技術のシナジーを活かし、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる新しいソリューションの提供を実現します。
パートナーシップの背景
デジタル化が進む中で、企業は益々高度なコンピュータ性能を求められています。モルゲンロットの提供するHPCジョブマネジメントツール「MORGENROT Arthur」は、計算リソースの効率的な管理を実現し、企業が必要とするスピードと柔軟性を提供します。一方、テンストレントは、次世代コンピュータを設計・開発している企業で、AIや機械学習向けの高性能な製品を提供しています。
この戦略的パートナーシップによって、両社の持つ技術が融合し、企業向けのオーケストレーションツールがさらに進化します。特に、HPC環境における効率的かつスケーラブルなソリューションの実現が期待されています。
提携の主なポイント
1.
バンドル提供: 「MORGENROT Arthur」とその他のテンストレントのハードウェアおよびソフトウェアを統合し、一貫したDXソリューションの提供を目指します。
2.
共同技術開発: AIデータセンターにおける運用効率の向上を図るため、機能開発を共同で行います。
3.
グローバル展開: 日本をはじめ、北米、欧州、東南アジア、中東において共同マーケティング及びサポートを行います。
両社のコメント
今回のパートナーシップについて、モルゲンロットのCEOである森本竜英は、「この提携は、AI・HPC時代に新たなDX基準を設けるための重要なステップです。私たちの強みを活かし、お客様のビジネスの成長に貢献する所存です」と述べています。
また、テンストレントのCCOデビッド・ベネットも、「モルゲンロットのプロダクトは私たちのAIおよびHPCソリューションを補完し、幅広い顧客に対して効率的な計算環境の構築を実現することに期待しています」とコメントしました。
今後の展望
このパートナーシップは、将来的には「MORGENROT Arthur」における電力消費の視覚化やCO₂排出量の追跡機能の強化、そしてテンストレントのAI技術とのさらなる統合に焦点を当てていく予定です。両社はこれを通じて、エネルギー効率に優れたAIデータセンターの実現を目指し、持続可能な技術革新に貢献するとしています。
この提携の詳細については、モルゲンロットの公式サイトやテンストレントのウェブサイトで確認することができます。両社の位置づけや製品について興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。