人事領域の未来を見据えたジンジャー人事DX総研の設立
jinjer株式会社が新たに立ち上げた「ジンジャー人事DX総研」は、人事分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)に特化した調査と研究を行う機関です。同社は、クラウド型人事労務システム「ジンジャー」を提供し、多くの企業から高い評価を受けています。この取り組みは、日本の労働市場が直面する課題を解決することを目的としています。
設立の背景
近年、労働力人口の減少や長時間労働の是正、生産性向上が急務となっています。企業は持続可能な成長を実現するために、人的資本経営の重要性を認識せざるを得なくなっています。このような背景のもと、ヒトに関わる業務のDXは、企業にとって不可欠な施策となってきました。
ジンジャーは、HRテクノロジーやタレントインテリジェンス、エンプロイーエクスペリエンスなど、さまざまな人事領域をテーマにした調査を行い、企業が効率的に人材を管理し、育成できるようにしています。これにより、スタッフの潜在能力を引き出し、組織全体のパフォーマンス向上を目指しています。
ジンジャーの人事DX推進ステップ
ジンジャー人事DX総研では、以下の3つの領域に焦点を当てて研究を進めていく予定です:
1.
HRテクノロジー:業務の自動化とその効果の分析を行います。HRISやTMSを用いたプロセスの最適化を追求し、AIや機械学習を活用してパフォーマンス評価やエンゲージメントの向上を図ります。
2.
タレントインテリジェンス:従業員のスキルや適性をデータに基づいて分析し、最適な人材配置と育成の方針を立てます。
3.
エンプロイーエクスペリエンス:従業員のモチベーションや満足度を向上させるための取り組みを行い、その効果を検証します。
今後の活動と展望
ジンジャー人事DX総研は、今後も様々な活動を通じて人事DXを推進していく考えです。具体的には、以下のような取り組みを行う予定です。
- - 調査と研究:最先端の技術動向やベストプラクティスを分析し、報告書や論文として発表します。また、労働市場の動向に関する調査結果も公開します。
- - 情報発信:定期的にレポートやホワイトペーパーを発表し、ウェビナーやセミナーを通じて知見を共有します。
- - 産学官連携:大学や研究機関と連携し、人事運営に役立つ新たな理論や技術の研究を進めます。これにより、実務の課題解決にも寄与していく予定です。
所長プロフィール
ジンジャー人事DX総研の所長を務める松葉治朗氏は、14年に新卒でベンチャー企業に入社し、その後大手人材企業に転職。クラウド型プラットフォームの立ち上げに関わり、現在は最高プロダクト責任者として、HRDXに関する様々な発信を行っています。彼は2024年7月26日に開催される「HRDX CAMP」イベントにも登壇し、人事データ活用の重要性について語る予定です。
結論
「ジンジャー人事DX総研」は、人事領域におけるDXの牽引役として、企業が効率的な人材管理を行い、生産性を向上させるための多様な取り組みを推進していきます。今後の活動から目が離せません。