HKSが「人とくるまのテクノロジー展2025」で未来のモビリティ技術を紹介

HKSが2025年のテクノロジー展に出展

株式会社エッチ・ケー・エス（HKS）は、2025年5月に横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2025」に出展します。この展示会のテーマは『未来を加速するエネルギーとテクノロジー』であり、最先端の電動車両（EV）技術や持続可能なモビリティを実現するための革新的なソリューションが紹介されます。

HKSは、液体燃料、気体燃料、電気の3つのエネルギーを動力源とした「HKS e-HIACE MULTI ENERGY CONCEPT」の展示を行います。この新たなマルチエナジーコンセプトは、カーボンニュートラル社会を目指す現代において、クルマの環境性能の向上に寄与することを目指しています。

主な展示内容

1. HKS e-HIACE MULTI ENERGY CONCEPT

HKSは、新しいアプローチを通じて、クルマを取り巻くエネルギー環境の変化に対応します。具体的には、エンジンを発電専用に使用し、高効率なシリーズハイブリッド方式を採用。この技術は、液体燃料や気体燃料に対応するバイフューエルシステムを基にしています。

- 液体燃料: HKS CN Fuel（開発中）、バイオエタノール、NH₃混合
- 気体燃料: グリーン水素、CNメタン、再生可能天然ガス（RNG）、CN-LPG

また、従来の燃料タンクに加えて、バッテリーやCNGタンクを配置し、さまざまなエネルギーポートを備えています。これにより、災害時や停電時の電源供給車両としても活用が期待されています。

2. 旧世代エンジンの高効率化

HKSは、イン内燃機関分野でのサステナビリティ問題に対処するため、1990年代に製造されたエンジンを対象に、高圧縮比化や副室燃焼技術による高効率化に取り組んでいます。これにより、最大熱効率を40.6%に引き上げることに成功しています。既販車エンジンの改良を通じて、新車製造や廃棄に伴う環境影響を低減します。

3. サスペンション開発

長年のノウハウを生かし、自動車メーカー向けにショックアブソーバやスプリング相当の技術を展示します。耐久試験や性能評価など、多様な試験ニーズにも対応できる受託試験サービスを提供。

開催情報

「人とくるまのテクノロジー展2025」の詳細です。

- 開催日程: 2025年5月21日（水）〜5月23日（金）
- 会場: パシフィコ横浜展示ホール・ノース、小間番号: 475
- 公式サイト: 展示会オフィシャルサイト

さらに、オンライン展示も行われるため、HKSの特設サイトにも注目が集まります。サステナブルな脱炭素化に向けたHKSの取り組みや、技術革新への挑戦がどのように未来のモビリティに寄与するかが注目されます。

HKSは1973年の創業以来、アフターマーケットのリーディングカンパニーとして、多様な高性能パーツの提供を行い、クルマ好きたちに支持されています。持続可能な社会実現に向けた取り組みを強化し続けるHKSの話題を、ぜひお見逃しなく。