日本ペット飼育協会が四街道市にペット避難キットを寄贈

日本ペット飼育協会が四街道市に寄贈したペット避難キット

2023年7月11日、四街道市役所にて、日本ペット飼育協会から災害時に愛犬・愛猫と一緒に避難するための「ペット同行避難スターターキット」が寄贈されました。この取り組みは、同協会が推進するペットと共に安心して暮らすための施策の一環です。

ペット同行避難の重要性

日本では、自然災害が頻発する地域が多く存在します。熊本地震や東日本大震災を例に挙げるまでもなく、ペットを飼う家庭にとっては、災害時の同行避難が非常に重要な課題です。しかし、多くの飼い主がその準備を怠っている実情があります。そこで、日本ペット飼育協会は、ペットを飼う人々に対し、事前に必要な知識と資材の整備を進めることを目的に、このスターターキットを寄贈することになりました。

スターターキットの内容

寄贈されるスターターキットには、ペットを安全に避難させるために不可欠なアイテムが含まれています。具体的には、ペット用のキャリーケース、水と食料、首輪とリード、トイレ用のシートや消臭スプレー、飼い主のためのマニュアルなどが揃っています。これにより、災害時でもスムーズに避難ができるよう配慮されています。

行政との連携

寄贈式には、四街道市の鈴木陽介市長が出席し、地域の防災への取り組みを強調しました。鈴木市長は「ペットは家族の一員です。ペットを含めた避難計画を立てることが、安心して生活するために必須である」と述べました。このように、行政と民間団体が連携し、住民に対する啓発活動を強化することが、今後の防災対策においてますます重要な役割を果たします。

今後の活動について

日本ペット飼育協会は、寄贈したスターターキットのみならず、今後も地域での啓発活動に力を入れていく考えです。特に、避難訓練やセミナーを開催し、ペットと一緒に避難するための具体的な方法や心構えを学ぶ場を提供していく予定です。多くの人が参加し、実際の避難時に役立つ知識を身につけることが、地域全体の防災力を高めることに繋がるでしょう。