Zoho Oneが新たなユーザー体験を提供する全面アップデートを実施
Zoho Oneが変革をもたらす!新しいプラットフォームへの期待
テクノロジー企業Zoho Corporationが2025年11月18日に発表した統合型クラウドプラットフォーム「Zoho One」の刷新により、50以上の業務アプリケーションを統合した新しいユーザー体験(UX)とAI機能が強化されました。今回は、このアップデートの内容と背景について詳しく解説します。
Zoho Oneとは?
Zoho Oneは、Zohoが提供する統合プラットフォームであり、企業の業務に必要なさまざまなアプリケーションを一つにまとめたものです。世界中で75,000社以上の企業が導入しており、平均して22のアプリを日常的に活用しています。このプラットフォームは「Operating System for Business(ビジネスOS)」と称され、130万人以上のユーザーの業務を支えています。
新たなユーザー体験とAI機能とは?
今回のアップデートでは、以下の主なポイントが強化されました。
1. 新UXによるユーザー体験の向上
全てのアプリケーションにおいて、役割ベースのカスタマイズされたホーム画面が導入され、必要なアプリやタスク、通知をひとつの画面に集約することが可能になりました。これにより、操作性が大幅に向上し、ユーザーはスムーズに業務を進めることができます。また、全アプリにわたる情報を一括検索できる「統合検索」も導入されたことで、煩雑な情報探しの手間が大幅に軽減されます。
2. AI「Zia」による業務の自動化
新しいZoho Oneでは、独自のAI「Zia」がさらに進化し、アプリをまたいで複雑な業務を自動で実行できるようになりました。例えば、メールの内容からCRMに案件を自動生成し、担当者に割り当てることが可能になりました。プロジェクト状況や売上見込みの自動分析、さらにタスクの優先順位をAIが提案するなど、業務の効率を飛躍的に向上させる機能が実装されています。
3. 統合ガバナンスとスマートオフボーディング
企業のITガバナンスの強化に対応するため、退職者のアカウント停止やデータ引き継ぎを一括で処理する「スマートオフボーディング」機能が導入されました。これにより、企業の運用がよりスムーズになります。さらに、アプリ間のアクセス権限管理の強化により、セキュリティ面でも心強いサポートが提供されています。
経営陣のコメント
ZohoのCEOであるマニ・ベンブ氏は、「今回のZoho Oneの刷新は、企業が業務に必要な情報とAIを一つの体験として利用できるようにしたもので、生産性と組織の一体感を向上させます」と語っています。また、Chief Evangelistのラジュ・ベゲスナ氏も「ビジョンを実現させるために長年の研究開発が行われてきました。AIとUXの進化により、企業は日々の業務を通じて自然にAIの恩恵を享受できるようになります」と述べています。
まとめ
Zoho Oneの大幅アップデートは、企業が直面している課題に対処し、業務の生産性を飛躍的に向上させるプロセスを一新します。SaaSの乱立によって複雑化した業務環境を見直し、ユーザー体験を中心に据えた設計がなされていることは、企業にとって大きなメリットといえます。今後の展開が期待されるこのプラットフォームは、ますます多くの企業にとって欠かせない存在となるでしょう。
会社情報
- 会社名
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ゾーホージャパン株式会社
- 住所
- 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目6−1みなとみらいセンタービル 13F
- 電話番号
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045-319-4611