福岡市に新たな難病ケア拠点誕生
福岡市早良区に、ALSおよび神経難病に特化した入居施設「ホスピタルホームあいあい有田」が2025年10月1日に開設されます。これに先立ち、9月26日と27日に内覧会が開催される予定です。この施設の設立は、地域における難病ケアの新たな拠点として、大きな期待が寄せられています。
開設予定の施設
「ホスピタルホームあいあい有田」は、ALSや神経難病を抱える方々が安心して暮らせる環境を提供します。看護師が24時間体制で常駐し、在宅療養が困難な方や家族への介護負担を軽減することを目的としています。これにより、必要な医療ケアを受けながら、日常生活を過ごせるよう支援しています。
また、この施設の横には、2025年11月に開設予定の「ホスピタルハウスあいあい野方」があり、重度の訪問介護を専門とした住居を提供します。こちらは、木造平屋で全5室のワンルームタイプとなり、医療ケアを備えた24時間の見守りが行われる計画です。
内覧会の詳細
内覧会は9月26日と27日に行われ、入居を検討中の方々や地域住民、医療・福祉関係者に開放されます。参加希望の方は、QRコードから申込フォームを利用して事前予約が必要です。館内を見学しながら、専門スタッフからの説明を受け、入居に関する相談もできます。これは、地域の皆さまが新たな拠点を知る良い機会となるでしょう。
地域への貢献
株式会社SKYは、2018年から始まったALS事業の一環として、この新しい施設の開設に取り組んでいます。「病気を理由に暮らしを諦めなくてよい社会」を目指し、地域に必要なケアのインフラを築いていくことが重要です。今後の拡充も見据え、2025年から2026年にかけても新たにホスピタルホーム1棟、ホスピタルハウス3棟を福岡市内に開設予定です。
株式会社SKYの概要
「良質かつ適切なサービスを通じて人々のQOLの向上に貢献する」というミッションのもと、福岡県内でさまざまな介護サービスを展開している株式会社SKY。デイサービスセンターや複合施設「ケアタウンあいあい」を運営し、幅広いサポートを行っています。
まとめ
福岡市の新たな難病ケア拠点「ホスピタルホームあいあい有田」の誕生は、地域の医療・福祉の充実に寄与するものであり、特に難病を抱える方々にとっては心強い存在となるでしょう。難病ケアの新たな基盤を築き、地域における理解と協力の輪が広がることが期待されます。