日本経済大学、東日本大震災復興支援「友情販売会」を開催

日本経済大学が「友情販売会」を実施

日本経済大学は、東日本大震災からの復興を目指して、茨城県および東北三県の老舗企業産品を集めた「友情販売会」を2023年7月11日に福岡市天神と東京・渋谷の2カ所で同時に開催します。このイベントは、地域社会の復興に寄与するだけでなく、学生たちの実践的な学びの場ともなっています。

友情販売会の目的と意義

この「友情販売会」は、震災後に風評被害に苦しむ老舗企業の製品を支援するために企画されました。参加するのは、茨城県や福島、宮城、岩手の伝統的な製品を扱う約20社。その中には、仙台の老舗菓子屋であるひろせのゆべしや、筑西市の西村製麺の麺類など、多彩な商品が並びます。販売から得た利益は、全額被災地の支援に充てられます。

日本経済大学の留学生は、商品の買い付けから販売の準備まで、すべてを学生自らが手がけます。留学生は日本企業の経営を学び、同時に日本の伝統的な製品を知る貴重な機会となるでしょう。留学生と日本人学生が協力して行うこのプロジェクトは、異文化理解を深める良い機会でもあります。

学生たちの活動

「友情販売会」に先立ち、学生たちは7月3日に茨城県水戸市へ行く買い付け旅行を実施しました。水戸市内のショッピングセンター「mimo」では、地元企業の製品を直接購入し、風評被害の払拭に向けて販売支援を行いました。学生たちは地元の企業との交流を通じて、多くのことを学ぶことができたと報告しています。

シンポジウムの併催

同日、東京・渋谷キャンパスでは「第2回老舗企業復興支援シンポジウム」も開催されます。このシンポジウムでは、老舗企業の経営者らが参加し、震災後の経営や復興に向けた戦略について意見交換が予定されています。詳細情報は日本経済大学の公式ウェブサイトで確認できます。

参加方法と詳細情報

「友情販売会」は、7月11日（月）の11:00から19:00まで開催され、入場は無料です。福岡会場は天神地区、東京会場は渋谷キャンパスの正面駐車場で行われます。事前の申し込みは不要で、誰でも気軽に立ち寄って楽しむことができます。

この活動を通じて、日本経済大学は地域社会への貢献を深め、学生たちが実践的な経験を得ることで、未来のリーダーシップを育成しています。復興支援の輪が広がる中、ぜひ多くの方々に足を運んでいただきたいと思います。