福岡の悠悠ホーム、LINEを活用した顧客対応の新たな形
福岡のハウスメーカー、悠悠ホーム株式会社は、スマートな顧客対応の仕組みを構築しました。住宅購入を希望する方々にとって、不動産ポータルサイトは重要な情報源ですが、情報収集をする段階では複数の不動産会社からの営業が煩わしいと感じることも少なくありません。
このようなニーズに応えるため、悠悠ホームはMicoworksが提供する「MicoCloud」を導入しました。このプラットフォームにより、不動産ポータルサイトからの問い合わせ後、LINE通知メッセージを通じて迅速に顧客と接触できる機能が実現されたのです。
導入に至る課題
ポータルサイトを活用する顧客の多くは、住宅購入を検討しながらも、情報収集の段階では積極的な営業を避けたいと考えています。LIFULL HOME’Sの調査によると、住み替えや建て替えを発表する方々の50%以上がポータルサイトを利用していますが、営業の電話やメールが多すぎると感じるといった声が寄せられています。
悠悠ホームもこのジレンマに向き合っていました。問い合わせ後の顧客との連絡が電話やメールに限られており、コンタクトが取りづらい場面が多く見られました。そのため、ポータルサイト経由の資料請求者に対して十分なコミュニケーションができないという課題が浮上したのです。
MicoCloudによる新たな取り組み
2024年4月から悠悠ホームは「MicoCloud」を活用し、顧客へのアプローチ方法を大きく見直しました。ポータルサイトを通じた問い合わせに即時にLINE通知を連携させることで、問い合わせ後すぐにメッセージが届く仕組みとして機能させました。その結果、報告によれば、反響率が従来の約3倍に向上し、顧客とのつながりが飛躍的に向上したことが明らかとなっています。
従来では質問後、情報が通知されるまで平均2週間かかっていたものが、数分に短縮されました。これにより、顧客の関心度が高いタイミングでの連絡が可能となり、多くの成約につながっていると報告されています。
営業効率も抜群
また、悠悠ホームのインサイドセールスチームは、LINEを通じた顧客の追客手法を取り入れており、これまで電話やメールでしかコンタクトできなかった見込み顧客にもアプローチできるようになりました。LINEを通じて迅速な反響対応が可能となり、業務の効率化と労働時間の短縮を実現しました。
この取り組みを担当する高森愛さんは、顧客にとってストレスの少ないコミュニケーションを心がけています。今後もLINEを通じた自動追客機能の強化により、顧客対応のクオリティをさらに高めていく意向です。
MicoCloudとは
「MicoCloud」は、企業と顧客のコミュニケーションを進化させるためのマーケティングプラットフォームです。LINE公式アカウントを強化した機能を持ち、マルチチャネルでデータを収集し、企業が顧客に最適なコミュニケーションが行えるよう設計されています。また、MicoCloudではコンサルティングや運用支援も提供しており、クライアント企業の成果を支援することを目指しています。
悠悠ホームが推進する新たな顧客アプローチは、今後の不動産ビジネスにおけるコミュニケーションの在り方を変え、顧客満足度の向上にも寄与することでしょう。期待が高まる中、今後の展開に目が離せません。