日本一のイントロクイズ王者による新たな音楽の教科書
2025年11月27日、株式会社ディスクユニオンから『イントロの教科書』が刊行されることが発表され、音楽ファンの間で大きな注目を集めています。本書の著者である藤田太郎は、業界内でも「イントロマエストロ」として知られ、3万曲以上のイントロをわずか0.1秒で答える能力を持つ実力者です。著者としての初の試みとなるこの書籍では、彼の多岐にわたる活動や知識が凝縮されています。
本書の内容に迫る
『イントロの教科書』では、音楽の未来を見据えた視点からヒットソングのイントロに埋め込まれた秘密を探求します。読者は、次のような内容について深く学ぶことができます。
1. ヒットソングの「秒数」の秘密
本書の中で重要なテーマとなるのは、ヒット曲に関する「秒数」の方程式です。1980年代においては、ヒット曲のイントロは平均で18秒の長さを持っていましたが、現代の音楽ではその秒数が短縮され、約10秒となっています。この変化の理由を探り、音楽の時代背景やメディアの影響について詳しく解説されます。
2. 編曲家の思考に迫る
著名な編曲家である船山基紀と武部聡志の視点も取り入れられており、彼らの音楽制作における理念やその背景を知ることができます。「Romanticが止まらない」の派手なアレンジの理由や、「卒業」に込められた深い意味についても触れ、彼らの哲学を学ぶ貴重な機会です。
3. 名曲誕生のドラマを追体験
読者は、数々の名曲が誕生する瞬間を追体験することができます。「ラブ・ストーリーは突然に」の劇的なフレーズの裏には偶然が隠されていることなど、音楽制作の現場での実際のエピソードを通じて、名曲の舞台裏を覗き見します。
4. イントロの聴き分け技術を習得
藤田氏の専門知識により、名曲のイントロの聴き分ける耳も身につけられる内容です。YMOとイモ欽トリオ、B'zとback numberなど、音楽のアレンジやリズムに対する理解を深める手助けとなります。
5. 未来の音楽を予測
さらに、現在の音楽トレンドや次世代のヒット曲についても考察し、なぜ「0秒イントロ」が受け入れられ、また25秒のイントロがヒットするのか、その理由を掘り下げます。音楽が変遷する中での新しいトレンドを捉え、今後の音楽シーンに対する洞察が得られる内容です。
藤田太郎の豊富な経歴
藤田氏は、大学時代に全国のイントロクイズ大会で優勝を遂げ、その後も様々なメディアに登場。「マツコの知らない世界」や「ヒルナンデス!」などで彼のパフォーマンスを披露し、音楽の楽しさを広めています。また、ラジオ番組やクイズ専門店での活動を通じ、イントロクイズの魅力を発信し続けています。彼の著書は、音楽愛好者にとって必見の内容となることでしょう。
書誌情報
- - 書名:イントロの教科書
- - 副題:ヒットメーカーが織りなす数秒のドラマ――筒美京平からMrs. GREEN APPLEまで
- - 著者:イントロマエストロ 藤田太郎
- - 判型:四六判・並製・352ページ
- - 定価:本体2,300円+税
- - ISBN:978-4-86647-249-2
- - 発売予定:2025年11月27日(木)
- - 発売元:株式会社ディスクユニオン
- - 発行元:DU BOOKS
この書籍を通じて、音楽の魅力を再発見し、新たな視点から楽しむことができること間違いなしです。音楽ファンの皆さんは、ぜひチェックしてみてください。