新しい教育モデル
2020-12-08 17:32:53

アフターコロナ時代の新しい教育モデル『easel』の誕生と未来

アフターコロナ時代の教育モデル:『easel』が切り開く新境地



新型コロナウイルスの影響が広がる中、教育の現場でも変化が求められています。特にプログラミング教育においては、従来の学習方法や教材に課題があるとの声が多く聞かれます。そんな中、株式会社INERTIAと北海道教育大学附属釧路中学校が共同で進める新たなプロジェクト『easel』が注目を集めています。

プログラミング教育への危機感



従来のプログラミング教材には、学ぶ意欲を引き出すことが難しいという問題があります。「学ばなければならない」と感じる教育は、楽しくありません。そこで、『easel』は「学びたい」に変えることを目指しています。アート作品のように美しいサンプルが豊富に揃い、デバイスを問わずいつでも学ぶことができます。これにより、学ぶ過程で自らの問題解決能力を高めたり、創造的に表現する楽しさを体験できるのです。

変わる教育の枠組み



『easel』は単に教えるためのツールではなく、先生もまた学び手の一人という新しい教育モデルを提案しています。生徒が学んだスキルをお互いに教え合うことで、教室内でも互いに切磋琢磨する関係が生まれ、さらには地域や他の世代に対しても学びを広げる可能性があります。将来的には、プログラミングを学んだ生徒が高齢者に教え、その知識を受け継いでいく場面が想像できます。INERTIAが描く未来の教室には、年齢やバックグラウンドを超えた学びのコミュニティが広がっています。

『easel』の多様な学び



『easel』では、複数校科とのクロスカリキュラムを通じて、プログラミングを学ぶだけでなくアートや音楽、数学など様々な表現方法を学ぶことができます。例えば、学校行事「フェスティバル」に関連したアート作品制作を行い、地域の人々ともその成果を発表する場を設けています。生徒たちは視覚的に美しいサンプルを使いながら、クリエイティブな表現手段を磨き、作品を通じて自分たちのアイデアを伝える力を養います。このように、学びの過程が単なる知識の習得に留まらず、実際の表現活動に活かされることを目指しています。

プロジェクトへの期待



本プロジェクトはまだ始まったばかりですが、すでに学校内外で様々な反響を呼んでいます。生徒たちは積極的に参加し、学んだことをリアルな場で展開する機会が増えていくことでしょう。教えるだけでなく、自らも学ぶスタンスを持つことで、教師陣も新たな授業方法を探求するようになっています。

今後は、中学2年生に対する新たな手法での『easel』授業も予定されており、さらなる展開が期待されています。INERTIAは、学びの場を教室だけにとどめず、家庭や地域社会を巻き込んだ新たな教育モデルを創造していく過程がますます楽しみです。教育という枠を越えた新しい学びが、私たちの未来を切り拓いていくことでしょう。

会社情報

会社名
株式会社 INERTIA
住所
東京都渋谷区渋谷二丁目23-12渋谷スクランブルスクエア 15階
電話番号
03-3486-1748

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。