パーソルが実施した越境型共育研修「Connect」
「はたらいて、笑おう。」を企業のビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(以下、パーソル)は、参加社員と子供たちの対話を通じて「働く」を深く考える越境型共育研修「Connect」を3日間かけて実施しました。このプログラムは、社員が将来世代と接することで互いに学び合い、成長することを目的としています。
越境型共育研修「Connect」の概要
「Connect」は、3日間で構成されるキャリア開発研修であり、その中でも特にDay2では学校を訪問し、子供たちからのインタビューを受ける貴重な体験が含まれています。このような越境体験を通じて、参加者は自身のキャリアの内省を深めることができ、なぜ働くのか、働くことの意味に再度向き合う機会を得ます。
具体的には、研修開始から終了までの間、参加者は将来世代からの率直な質問に答えることで、自らの働き方や価値観を振り返り、新たな仕事への目標や意義を見出すことができるのです。このアプローチは、若手からベテラン社員まで幅広く支持されており、パーソルグループ全体のキャリア支援プログラムとしても利用されています。
実施結果と効果
研修の効果を測るため、参加者に対して開始前と終了後で「はたらく」や「しごと」を考え直す機会となったかを尋ねたところ、最初の段階で「とてもそう思う」と回答したのは83.3%でしたが、研修終了後には92.3%まで増加しました。このことは、参加者にとって研修がポジティブな影響を与えたことを示しています。
FR活動への取り組み
また、パーソルグループは「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、より良い社会作りのためにWell-beingという概念を推進しています。企業コンソーシアム「Well-being Initiative」に参加し、将来世代を重要なステークホルダーとして位置付け、相互に学ぶ環境を作り出す活動を行っています。その一環として、FR活動を通じて「未来のはたらく大人たち」に向けたキャリア教育や仕事体験の機会提供にも力を入れています。
将来へ向けてのビジョン
これらの取り組みは、「働くことが楽しい未来」をテーマに進められており、将来世代との対話や意見交換を経営戦略に活かしていく方針です。これにより、企業としてのビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現を目指しています。
企業情報
パーソルホールディングスは1973年の設立以来、人材派遣や転職サービスなど多様なビジネスを展開。2008年には持株会社を設立し、2017年には現在の社名に変更しました。東京証券取引所プライム市場に上場し、2025年3月期の売上目標は1兆4,512億円を見込んでいます。
最大の目標は、2030年までに100万人により良い「働く機会」を提供することです。人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることを通じて、全ての人が「働く喜び」を実感できる社会を築いていくことを目指しています。