子宮内膜症調査
2018-06-01 16:18:45
バイエル薬品が発表した子宮内膜症に関する調査結果と意識の現状
バイエル薬品による子宮内膜症調査の結果
2018年6月1日、大阪に本社を構えるバイエル薬品株式会社が、一般女性を対象に実施した「子宮内膜症および月経マネジメントに関する意識・実態調査」の結果を発表しました。この調査は、女性の健康問題に対する理解を深め、月経に関連する症状やその治療についての認識を広めるための一環として行われました。
調査概要
今回は、20〜39歳の月経がある女性1,035名を対象にして実施されました。調査の結果、驚くべきことに、女性の約9割が普段から月経に関連した何らかの症状を感じていることが分かりました。特に「月経痛」が最も頻発する症状として挙げられ、さらに子宮内膜症を疑わせるような症状にも言及されました。
認知度の低さ
調査では、子宮内膜症について知識があると回答した女性はわずか21.9%しかおらず、具体的な症状や進行についての理解が十分でないことが浮かび上がりました。月経がある限り、この疾患は発症する可能性があるにも関わらず、そのリスクが広く認識されていないことは深刻な問題です。
薬剤による月経管理の希望
さらに、調査では月経痛などの症状を軽減したいと考える女性が約6割に達している一方で、月経コントロールを希望しない理由には「体への影響」が挙がり、個々の意識の違いが見受けられました。多くの女性が自然な月経サイクルを重視し、副作用を懸念しているのです。
日常生活への影響
月経に関連する症状が日常生活に与える影響は深刻で、約7割の女性が仕事や家事に支障をきたしていると答えています。具体的には、イライラ感ややる気の低下が多くの女性の日常生活に影響していることがわかりました。
医療機関の受診実態
興味深いことに、日常生活への影響が大きい女性でも、医療機関に受診した経験があるのは約半数にとどまっています。多くの女性が症状を我慢していることは、適切な医療支援の未利用を示しています。専門的な助けを求めることは、症状の更なる悪化を防ぐためにも重要です。
結論
本調査の結果から、現代女性にとって月経や子宮内膜症についての教育と理解が急務であることが示されました。具体的な症状や治療法に対する認識を高め、より多くの女性が健康管理を意識することが求められています。特に異常を感じた際には、速やかに婦人科を受診することが重要です。
バイエル薬品は今後も女性の健康を支える情報提供活動を続け、その生活の質の向上に寄与していくことを目指しています。この調査結果が、多くの女性に知識と意識改善のきっかけとなることが期待されます。
会社情報
- 会社名
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バイエル薬品株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市北区梅田2-4-9ブリーゼタワー
- 電話番号
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