三菱電機、従業員支援プログラム『THE CARE』を導入し育児支援を強化

三菱電機、育児支援プログラム『THE CARE』を導入

三菱電機株式会社の関西支社が、2025年1月1日より株式会社With Midwifeが提供する従業員支援プログラム『THE CARE』を導入することを発表しました。このプログラムは、家庭と仕事の両立を支援することを目的としており、特に育児に関する悩みを持つ従業員を対象にしています。

『THE CARE』の概要

『THE CARE』は、看護師や助産師などの資格を持つ専門家が関与する健康と子育ての支援プログラムです。従業員は24時間365日オンラインで相談でき、特に男性の育児休業に関する支援が強化されています。このプログラムを通じて、育児に関する不安や悩みを気軽に相談できる環境が整備されました。

導入の背景

三菱電機は、男性の育児休業取得を含む、多様性・公平性・包括性（DE&I）の推進に努めています。企業の理念として「技術革新と創造力による社会貢献」を掲げており、従業員が働きやすい環境を整えることが重要なテーマとされています。特に、男性の育児休業については性別に関わらず支援が必要な問題として位置づけられています。

セミナーの開催

新プログラムの導入にあたって、1月23日には従業員を対象とした『育児と仕事の両立支援セミナー』が開催されました。このセミナーでは、ウェルネスコーディネーターが育児支援に関する法改正や制度について説明し、実際の育休取得者のケーススタディに基づいた具体的な情報を提供。参加した従業員からは、育休取得に対する不安が解消されたとの声も寄せられました。

導入の意義

『THE CARE』の導入は、従業員が育児に取り組みやすくするだけでなく、職場環境の改善にも寄与することが期待されています。実際にこのプログラムを利用した従業員からは、専門家への相談を通じて得られる安心感やサポートの質が高いと評価されています。個別の家庭の状況に寄り添った支援が受けられることで、育児の悩みが軽減することが目的として掲げられています。

今後の展望

三菱電機は、今回のプログラム導入を機に、職場での育児支援体制をさらに強化し、従業員が仕事と家庭の両立を図れるような環境づくりに積極的に取り組む姿勢を示しています。今後も健康と子育てに関する情報を充実させ、従業員の働きやすさと生活の質を向上させるための取り組みを継続していく所存です。

代表のコメント

三菱電機関西支社長の中谷太郎氏は、「全従業員が必要な制度を容易に取得できる環境をつくるために、THE CAREを導入しました。個別の状況に寄り添い、育休取得がしやすくなるような仕組みを整えていきたい」と語っています。

一方で、株式会社With Midwifeの岸畑聖月代表も、「私たちは、働く人の育児に真摯に寄り添い、多様なニーズに応える伴走型のサポートを目指します」と期待のコメントを寄せています。