北海道と熊本の魅力を上海で発信するフェアの成功
2024年7月14日から28日まで、上海の「ふる郷(金虹橋店)」で開催された『北海道・熊本 満喫フェア』では、北海道と熊本の郷土料理や特産品が紹介されました。このイベントは、両地域の観光交流を促進するため、北海道と熊本の連携によって実現したものです。フェアは、北海道上海事務所と熊本上海事務所の共催で行われ、地元の食材を使った料理や特産品を提供し、訪れた人々に両道県の魅力を伝えることを目的としています。
連携の背景
北海道と熊本県は、2023年8月に「半導体関連国家プロジェクト推進等に関する連携協定」を締結し、観光交流を促進するためのプロモーションを開始しました。今回のフェアは、この取り組みの一環として海外での初めての企画となり、特に中国・上海での実施は両地域にとって新たな挑戦です。
オープニングイベント
7月13日には、フェアに先立ちオープニングイベントが行われました。このイベントには、行楽ジャパンのフォロワーから応募した300名の中から選ばれた31名が参加し、両道県の観光PRやグルメ試食、抽選会などが行われました。参加者の多くは、日本に対して高い関心を持ち、数回訪日した経験があるリピーターたちです。これにより、参加者は前年の訪日旅行の情報や、おすすめの料理を知ることができました。
主催者の感想
北海道上海事務所の担当者は、他の自治体との共同イベントは初めてだったが、熊本との共同開催によって参加者に充実した情報提供ができたとし、満足度の高い結果となったと述べています。一方、熊本上海事務所の担当者は、両地域が持つ自然や食文化の共通点から、北海道を好きな人は熊本にも興味を持つに違いないと期待を寄せています。
参加者の声
参加者からは多くのポジティブなコメントが寄せられました。30代の外資系女性は、毎月日本を訪れており、今後九州を訪れる予定であると述べていました。また、他にも北海道を訪れたことのある30代男性が熊本にも興味を示し、特に地元グルメの試食を楽しみにしている様子が伺えました。他にも旅行を多く経験した40代女性が、様々な情報を得て今後の旅行計画に役立てることを期待しています。
今後の展望
行楽ジャパンは、このフェアを皮切りに、北海道と熊本の観光情報や食文化を継続的に紹介し、旅行先に選んでもらうためのサポートをしていくそうです。また、アジア圏の富裕層に向けて、日本の地域魅力を広め、訪日旅行の促進に貢献する方針です。このような取り組みが、日本の地域経済の活性化につながることが期待されています。
今回の『北海道・熊本 満喫フェア』は、両地域の良さを改めて見つめ直し、発信する貴重な機会となりました。今後も地域の魅力を楽しんでもらうため、行楽ジャパンは様々な取り組みを進めていくことでしょう。