労働環境を一新する「MADO」
株式会社UPDATERが提供する労働環境モニタリングクラウド「MADO」は、熱中症支援プログラムを2025年6月4日から開始することを発表しました。これは、改正労働安全衛生規則に基づく暑熱リスク対策を支援するもので、全国の現場での温湿度データの手間を大幅に軽減します。
本システムは、温度や湿度はもちろん、CO₂やPM2.5などの空気質を15分ごとに自動測定し、得られたデータを安全にクラウド上に保存します。これにより、現場での定期的な温度計チェックの必要がなくなり、業務の効率化とともにヒューマンエラーの防止が期待されます。
快適環境スコアで職場の質を評価
さらに、2025年6月末には「快適環境スコア」機能がリリースされ、職場の環境を100点満点で評価します。このスコアにより、視覚的に自分たちの労働環境がどれほど快適であるかを把握でき、改善の指針となるでしょう。特に、製造業や介護施設、飲食業など、空気の質が安全に直結する業種での導入が進んでいます。
労働安全衛生規則の改正
2025年6月から施行される新しい労働安全衛生規則では、WBGT値(湿球黒球温度)を用いて熱中症のリスクを評価することが事業者に求められます。これにより、温度や湿度の管理がさらに重要になりますが、MADOはこれに対し全自動でのデータ収集と記録を保証します。
導入企業の声
実際にMADOを導入した介護施設『ああす』では、職員や利用者の健康管理が効率化され、多くの好評を得ています。代表の本間氏は、「自動的にデータを収集できることで業務が大幅に効率化され、職員と利用者の健康管理に安心感を持つことができた」と話しています。このように、MADOは企業にとっても大きな利益をもたらします。
無料貸出プログラム
さらに、UPDATERは熱中症対策を法対応するための支援プログラムを実施中で、具体的には最大3台のMADOセンサーを最大6ヶ月間無料で貸与します。これにより、熱中症対策をすぐに始められる環境を整えることが可能です。
【プログラムの概要】
- - 実施期間: 2025年6月4日~2025年9月30日
- - 対象: 法人・事業所・学校・施設など
- - 内容: MADOセンサーを最大3台、6ヶ月間無料貸与
今後の展望
UPDATERは、「みんな電力」という再生可能エネルギー事業や、ウェルビーイング向けのサービスを展開しており、SDGsアワードなどでも高く評価されています。今後も「MADO」を利用した安全で快適な労働環境づくりが期待されます。社会全体の労働環境の改善を図るため、これからも新しい取り組みが注目されるでしょう。