変革を導くリーダーを育成する『変革カレッジ第1期』実施報告

株式会社チェンジウェーブグループが主催した「変革リーダー育成プログラム『変革カレッジ第1期』」が、ついにその受賞チームを発表しました。本プログラムは、参加企業のメンバーが自社の実際の課題を並行して解決し、変革を実現できるリーダーを育てることを目的としています。

『変革カレッジ』の目的と概要

「変革カレッジ」は、単なる知識の講習に終わることなく、参加者が現場で体感する自社の課題をテーマにした実証実験を進めることで、具体的な行動を起こすプロジェクトです。約8ヶ月の期間にわたり、企業のチームは自身のリアルな課題に向き合い、課題の定義から実験、その後のプレゼンテーションまでを行いました。

このプログラムの前身は、10年以上の実績を持つ「新世代エイジョカレッジ」であり、165社に1,000名以上の参加者が様々な制度改革を実施してきました。これにより、実証実験から導き出された成果が多くの企業において重要な変革を促しています。

第1期プログラム参加企業

第一回目の実施では、以下の4社から17名が参加し、2025年4月からプロジェクトを開始しました。

- 株式会社JTB商事（チーム名：JTBネクストラボ）

テーマ：「未来の営業スタイル〜選択的ハイブリッド営業」

- 株式会社スタッフサービス（チーム名：とさかくらぶ）

テーマ：「派遣の職場見学」のオンライン化

- 株式会社スタッフサービス（チーム名：町中華）

テーマ：派遣契約「3か月更新が当たり前」を壊す

- コニカミノルタジャパン株式会社（チーム名：KMJ）

テーマ：女性営業が活躍できる環境づくり

- 森永製菓株式会社（チーム名：森永 Timeless Project）

テーマ：「お互い様」を仕組みにした営業システムの構築

これらの取り組みは、企業が直面する実際の課題解決に向けての創意工夫が詰まっています。

評価と受賞チーム

審査は、主催者である佐々木裕子社長を始めとした特別審査員3名、さらに参加企業の役員が行いました。評価基準は「破壊と創造」「価値創造」「労働生産性」「巻き込み力」「汎用性」の五つの視点から行われました。

大賞受賞チーム

【企業名】株式会社JTB商事 - チーム名：JTBネクストラボ

テーマ：未来の営業スタイル〜選択的ハイブリッド営業
営業職の高齢化と若手社員の異動拒否が課題のため、未来の営業スタイルを模索しました。
審査員より「データに基づいた仮説検証と行動力が素晴らしい」との評価を受けました。受賞者のコメントでは、現在の観光業界やホテル業界におけるDXの重要性を強調し、業界を牽引するリーディングカンパニーになる思いを語りました。

特別賞受賞チーム

【企業名】森永製菓株式会社 - チーム名：森永 Timeless Project

テーマ：助け合いを、仕組みに。ー“頼る”ことで営業組織を強くするー
営業が抱える様々な課題を解消する「助け合いシステム」の構築が評価されました。ここでも多様性を尊重した施策が重要視されており、他の社員も自分事として考えられる工夫がある点が評価されています。

今後の展望

変革カレッジは、今後も次回参加企業を募集中です。このプログラムは、企業が抱える多様化する課題に対応し、次世代のリーダーを育てる上で重要な役割を果たすことでしょう。プログラムの概要や参加申し込み方法については、チェンジウェーブグループの公式サイトをご覧ください。

私たちは、企業や社会の持続的な成長を支えるリーダーの育成に努め、変化を牽引していく所存です。