的場文男騎手、引退を発表
2023年2月17日、東京シティ競馬(TCK)で行われた記者会見にて、的場文男騎手が令和7年3月31日をもって引退することを発表しました。この会見は注目を集め、競馬関係者やファンからの期待を一身に背負った場となりました。
会見に先立ち、セレモニーが行われ、地方競馬全国協会の理事長である斉藤弘氏と大井競馬開催執務委員長の桑野俊郎氏から花束が贈られました。彼らは、的場騎手の長年の功績に深い敬意を表しました。
会見では、的場騎手がまず「引退とはなってしまいましたが、7,424勝も挙げられたのは競馬関係者やファンの皆様の応援のおかげです。本当に感謝しています。ありがとうございました!」という言葉でスタートしました。これは、彼の騎手生活を振り返る際の率直な思いであり、多くの人々の心に響くものでした。
的場騎手は、51年5か月にわたる騎手生活についても振り返りました。「帝王賞ではハシルショウグン、コンサートボーイ、ボンネビルレコードの3頭で優勝し、東京大賞典でもカウンテスアップで勝利しました。重賞も154戦で勝たせていただきました。これも全て皆さんの応援があってこそ達成できたことです」と述べました。
引退後の活動については「騎手としての成果には未練がなく、これからは大井競馬場をスタンドから応援したいと思っています」とし、競馬への情熱が続くことを示唆しました。最後にファンへのメッセージも挙げ、「ファンがあってこその競馬です。皆様の応援があったから長く乗れました。コロナの時期は無観客で寂しさを感じましたが、再びファンの皆様とともに競馬が楽しめることを期待しています」と語りました。
的場文男騎手のプロフィール
- - 生年月日: 昭和31年9月7日(福岡県)
- - 騎手免許取得: 昭和48年9月29日
- - 所属きゅう舎: 東京都騎手会
- - 騎手服: 赤、胴白星散らし
- - 初騎乗: 昭和48年10月16日 大井5レース ホシミヤマ号 5着
- - 初勝利: 昭和48年11月6日 大井4レース ホシミヤマ号
的場文男騎手の引退は、多くの競馬ファンや関係者にとって特別な意味を持つイベントとなりました。これまでの功績を讃え、今後の彼の新たな挑戦に期待が寄せられています。