ユニ・チャームが実施した調査内容
先日、ユニ・チャーム株式会社が「女性の多様な働き方に関する調査」を実施しました。これは現働く女性や過去の雇用経験を持つ女性を対象にしたもので、ライフイベント、特に妊活や子育てとキャリアプランの両立に関する実態を明らかにするものでした。調査結果によると、驚くことに72.1%の女性が上司や人事に相談できないまま、サイレント退職に至ったことが分かりました。これは、ライフイベントとキャリアの両立に不安を持つ女性たちが、職場環境の影響を受けていることを示しています。
サイレント退職の実態
調査では、退職や転職を考えた際に上司や人事に相談することができなかった理由が多様に挙げられています。特に、上司には言いづらいと感じたという回答が50.3%を占め、心理的な壁が存在することが分かりました。また、相談先が分からないという状況も問題となっています。
このことは、キャリアだけでなくライフイベントについても同様です。多くの女性が子育てや妊活を始める際に、自身の働き方や将来のキャリアを見直したいと感じているものの、相談できる相手がいないために行動に移せないという現実も明らかになりました。
ライフイベントとキャリア形成
さらに調査から得られた重要な知見として、退職を考えた平均年齢が29.6歳であり、これはキャリア形成の重要な時期であることが示されています。この時期に十分なサポートを受けられないことが、将来の働き方やキャリア選択に影響を与える可能性があることが懸念されています。
組織としての取り組み
こうした課題を受け、ユニ・チャームは『ソフィ 知ることから、はじめる。みんなの妊活研修』を立ち上げました。この研修は、ライフイベントを経験するすべての人々が正しい情報を得る機会を提供し、より良いキャリア選択を可能にすることを目指しています。研修を通じて、参加者は妊活や出産に関する正しい知識を学ぶと同時に、組織全体での知識の共有を促進します。
研修プログラムの特徴
この研修は、以下の特長を持っています。
1.
基本知識の学び: 参加者が身体と心の健康、異性との関わりについて理解し、選択肢を広げる機会を提供。
2.
キャリア検討のサポート: 働き方や未来について考える機会を促し、より良い選択を展望。
3.
制度の見直し: 経営層にも参加してもらい、職場環境の改善につなげる。
4.
多様な意見の交換: 異なる立場の参加者が意見を交わし、組織全体の理解を深める。
この研修は、企業や自治体などの参加も受け付けており、今後とも多くの女性が安心して働き続けられる環境を整えることを目指しています。
結論
本調査は、ライフイベントとキャリアの両立が重要であることを示しており、効果的な支援が求められています。企業としては、研修や制度の改善を通じて、女性が安心して働ける環境作りを進めていくことで、より良い職場を実現できることでしょう。