八升豆の国産原料供給強化が進行中
紀州ほそ川創薬(和歌山県)は、この度、国産八升豆(ムクナ豆)の安定供給を図るため、委託栽培農家の募集を開始しました。近年、健康食品や機能性素材としての需要が急増している八升豆ですが、これに適応する形で原料供給体制を整えるべく動き出しています。
八升豆の市場の拡大
八升豆は、つる性のマメ科植物で、古代インドから人々の健康を支えてきた歴史を持っています。日本では「八升豆」として知られ、その名称は「豊作を目指す」との意を示しています。最近、天然のL-ドーパが含まれることで注目を浴び、健康食品原料としての需要が前年比約3倍に急増。企業からの原料仕入れの問い合わせも多く、非常に有利な市場環境が整っています。
安心で取り組める委託栽培制度
紀州ほそ川創薬では、農家の皆様が安心して八升豆を栽培できる制度を用意しています。具体的には、次のような特長があります。
1. 買取保証
納品数量に基づき、3年先までの買取を約束しており、長期的に安定した収入が見込めます。
2. ノルマなし
収穫量に関するノルマやペナルティは無く、農家様のペースで栽培を進めることができます。
3. 定期的な価格見直し
市場環境や品質評価に基づき、毎年買取価格が見直されるため、適正な収入が確保できます。
栽培に必要な種豆やマニュアルも提供しており、取り組みやすい体制を整えております。
八升豆の栽培特性と強み
- - 病害虫に強い: 八升豆は強健な植物であり、農薬の使用を抑えることができます。
- - 耕作放棄地の活用: 耕作放棄地の有効活用に向いています。
- - 肥料の手間が少ない: 元肥を施すと、追肥が不要になります。
- - 管理頻度が低い: 他作物と両立しやすく、管理が簡単です。
これらの特性から、八升豆は新規作付け品目として非常に魅力的です。
技術と販売力のバックアップ
紀州ほそ川創薬は、国内原料市場で70%以上のシェアを誇り、安定した供給能力を持っています。大学との連携によって栽培や機能性の研究を進め、販路の確保と技術支援を行っています。
また、和歌山県をはじめ、滋賀県や熊本県にも産地が分散し、国内最大の八升豆専用工場を運営。これにより安定的な原料供給が可能です。
ご興味のある方へ
委託栽培や条件について、まずは話を聞いてみたいという方は、お気軽にお問い合わせください。圃場の面積や設備条件を教えていただければ、より具体的にお話しできます。
企業情報
紀州ほそ川創薬は、和歌山県南部で100年以上の歴史を持つ梅干屋として、梅の用途開発に取り組んできました。「文化的、生産する。」を理念に、八升豆や妊活サポート食品など人々の役に立つ製品を生産し続けています。
受賞歴
- - 和歌山県知事賞
- - 安藤百福賞
- - 多数の地域経済関連の賞を受賞
詳しくは、
紀州ほそ川グループサイトをご覧ください。