建設業界の新たな革命!「会計WAO」の登場
株式会社チェプロは、建設業向けの統合型ERP「建設WAO」のサブシステムとして、専門の会計ERP「会計WAO」を開発したと発表しました。このシステムは、2025年3月から販売が開始される予定です。建設業界は、工事が始まってから引き渡しまでの期間が長く、特殊な会計基準である「建設業会計」が求められます。そのため、一般的な会計業務とは異なる専用のスキルが必要です。
「会計WAO」では、建設業界特有の会計処理を支援し、高い生産性を実現します。このシステムは、現行の会計業務と連携し、データベースに統合された情報をもとに、仕訳から決算処理まで一貫して行うことができます。
特徴的なサブシステム
新たに開発された「会計WAO」は、以下のサブシステムから構成されています。
1.
伝票WAO - 勘定科目伝票の入力業務を支援します。
2.
債権債務管理WAO - 複雑な買掛管理や振込の監視を行います。
3.
予算計画WAO - 予算計画の策定をサポートします。
4.
マルチトレースWAO - 仕訳情報のトレースが可能です。
これらのサブシステムが連携し、月次や四半期ごとの決算処理が可能。さらに、条件を変更することで各決算のシミュレーションも実現します。
生産性向上の秘訣
建設業界では、プロジェクトごとに業務データが発生します。「会計WAO」はこれらのデータを一元管理し、プロジェクト情報としてまとめて管理することができます。このため、築き上げられたデータの整合性と、迅速なデータ処理が可能になります。これにより、従来の会計業務が抱える課題を根本から解決し、業務の効率化が図られるのです。
クラウドとクライアントサーバーのハイブリッド
「会計WAO」は、クラウド型でありながら、クライアント/サーバー型同様の快適な操作性を実現しています。業務を支えるための高速データ処理を可能にし、建設業のニーズに即したソリューションを提供します。また、独自のウェブ通信インターフェース技術「Visual WAO」により、迅速なレスポンスが得られ、管理もシンプルに行うことができます。
株式会社チェプロについて
株式会社チェプロは、1997年に設立され、東京都新宿区を本社としています。代表取締役社長の福田玲二氏が率いるこの会社は、建設業界に特化したERPシステムを提供し、業界の未来を切り開くさまざまなイノベーションを推し進めています。事業内容には、システムの設計開発、コンサルティング、および新テクノロジーの開発が含まれます。
建設業が直面する課題を的確に捉え、解決策を提供する同社の新しい会計ERP「会計WAO」は、業界の生産性向上を支える重要なツールとなることでしょう。