ベインキャピタル、オリンパス出身エビデントを買収完了 ライフサイエンス市場での成長加速へ

ベインキャピタル、エビデント買収完了



グローバルに事業を展開する科学機器メーカー、エビデントの買収が、ベインキャピタルによって完了しました。

エビデント社は、2022年4月にオリンパスの科学事業を継承。東京にグローバル本社を置き、世界24か国に拠点を持ち、4300名以上の従業員を抱える一大企業です。イメージング、計測、測定ソリューションにおいて100年以上の歴史と実績を誇り、最先端技術を駆使した製品・サービスを提供しています。

今回の買収によって、ベインキャピタルによる経営支援を受け、エビデントはこれまで以上に迅速かつ柔軟な意思決定が可能となり、ライフサイエンスや産業市場におけるイノベーションを加速させることが期待されています。

エビデントの今後の展望



エビデントは、医学研究、インフラ設備点検、食品安全検査など、多岐にわたる分野で活躍しています。産業分野においては、顕微鏡、ビデオスコープ、非破壊検査装置、X線分析装置など、高度な技術を要する製品を提供し、品質管理や検査、測定の分野で広く活用されています。

エビデントCEOの齋藤吉毅氏は、ベインキャピタルとのパートナーシップによって、ライフサイエンスおよび産業市場における顧客へのソリューション提供を強化できるとのコメントを発表しています。

ベインキャピタル日本代表の杉本勇次氏も、規制当局の承認を経て買収が完了したことに喜びを表明。エビデントの経営陣と連携し、製品イノベーションや新たなグローバル市場への展開などを支援することで、ステークホルダーへの価値創造を目指すと述べています。

ベインキャピタルについて



ベインキャピタルは、世界最大級の投資会社であり、事業バリューアップ支援に注力しています。運用資産総額は約1600億ドルに及び、創業以来、世界中で多くの企業への投資実績があります。多様な専門家チームを擁し、投資先の経営支援にも力を入れています。

買収の意義



今回の買収は、エビデントの更なる成長と発展、そしてライフサイエンス分野の発展に大きく貢献すると予想されます。ベインキャピタルの豊富な経営資源とグローバルネットワークを活用することで、エビデントは市場における競争力を強化し、新たな価値を創造していくものと期待されます。

エビデントのウェブサイトでは、より詳細な情報が公開されています。

まとめ



ベインキャピタルによるエビデント買収は、科学機器業界における大きな転換点となるでしょう。両社の連携により、今後、医療、産業分野におけるイノベーションが加速し、社会全体への貢献も期待されます。今後のエビデントの動向に注目です。

会社情報

会社名
株式会社エビデント
住所
東京都新宿区西新宿新宿2-3-1新宿モノリス
電話番号
03-6901-4600

トピックス(経済)

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