島根県でのデータ活用実証事業
株式会社DATAFLUCT(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:久米村隼人)は、島根県松江市にある公益財団法人しまね産業振興財団が展開する「令和5-6年度 データ活用実証事業」において、地域企業のデータ活用をサポートしました。このプロジェクトは、地域の事業者とIT企業が連携し、データを駆使して課題解決や新規事業の創出を目指すものです。DATAFLUCTは、各プロジェクトに専門的な知見を提供し、その推進に貢献しました。
地元企業が抱えるデータ活用の重要性
昨今のデジタル化の中、企業にとってデータは価値ある資源であり、それをいかに活用するかが成長のカギとなっています。特に地方の企業は、大都市に比べてリソースが限られる中、データ活用が競争力を高める手段となります。DATAFLUCTは、その領域での専門的な支援を通じて地域経済のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進しています。
データ活用実証事業の詳細と成果
本プロジェクトでは、島根県内の企業3社が参加し、それぞれ異なるビジネス課題に対するデータ分析と施策の実施が行われました。
1. ホテル業界のデータ活用
- - 事業会社: 浅利観光株式会社
- - IT企業: 株式会社パソナ DX HUB島根
このプロジェクトでは、過去の宿泊データを活用してリピート率の向上を目指しました。DATAFLUCTは、データ収集や整理に関してアドバイスし、市場ニーズに応じたマーケティング施策の立案を支援しました。その結果、宿泊カードの改修を実施するなど、個人情報保護法に準拠したシステムの強化にも取り組みました。
2. スーパーマーケットの販売数予測
- - 事業会社: 株式会社みしまや
- - IT企業: 株式会社テクノプロジェクト
実店舗での1カ月間の実証実験を通じて、販売数を予測し発注業務の自動化を図りました。DATAFLUCTは、予測モデルの設計支援を行い、短時間での発注作業が可能になるなど業務効率化を達成しました。
3. 製造業における作業時間予測
- - 事業会社: 株式会社ゼンキンメタル
- - IT企業: 株式会社日本ハイソフト
製造工場の作業時間を予測するモデルの開発に着手し、必要なデータを収集して分析を行いました。DATAFLUCTの支援により、進むべき分析の道筋を明らかにし、課題解決に向けた具体的なアプローチを示しました。
専門家からのコメント
しまねソフト研究開発センターの専門研究員、高木丈智氏は、「DATAFLUCTの参画により、従来の枠を超えた新しいアプローチを採用できた。プロジェクトごとの明確な目標設定や課題解決に向けた手法の提案が、各事業の推進に大いに貢献した」と評価しています。
今後の展望
DATAFLUCTは、地域企業が直面するデータ活用に関する様々なニーズに応えるため、引き続き対応していく計画です。データの力を活用することで、持続可能な地域社会の構築につながるよう、今後も多岐にわたるサポートを行っていくでしょう。
詳細な情報は、公式ウェブサイトをご覧ください(
しまねソフト研究開発センター)。