LINEヤフー、広告サービスの透明性を高める新たな取り組み
LINEヤフー株式会社は、広告サービスの質向上を目指し、「広告等の法人向けサービスに関する透明性レポート」を公開しました。このレポートには、広告主や利用者が安心してサービスを活用できるよう、同社の取り組みや審査実績が詳細にまとめられています。
広告サービスの現況と透明性
会社は、ユーザーにとって使いやすく、広告主にとって効果的な広告を提供するために、日々広告の審査を行っています。特に、Yahoo!広告では2024年度に約1億9千万件の広告素材が非承認となりました。この増加の主な要因として、ユーザーの期待に反した広告の禁止に関連する基準の厳格化が挙げられます。実際には、誤ったリンク先URLを持つ広告が目立ちました。
同様に、LINE広告においても2024年度の下半期には76,136件の広告素材が非承認とされており、前年同期と比較して約3割減少しています。興味深いことに、この非承認の約7割は主にクリエイティブ要素、つまり画像や動画の質に起因しています。なお、LINE広告とYahoo!広告では、広告素材のカウント方法が異なるため、単純比較は難しいことに注意が必要です。
ブランドセーフティとアドフラウド防止
LINE広告では、13,000以上のアプリにリーチ可能なネットワークを活用し、ブランドセーフティの維持に努力しています。これにより、広告掲載面に不適切な内容が表示されるのを防ぎ、さらにボットや不正なクリックからの広告費の詐取を防ぐための取り組みも行なっています。今回のレポートでは、掲載面やトラフィックに関する審査実績も初めて公開されました。
LINE公式アカウントの透明性も向上
LINEヤフーは、LINE公式アカウントに対する品質についても透明性を高めています。AI技術を活用したシステムと人によるモニタリングを24時間365日体制で実施しています。具体的には、2024年度の下半期には137,813件のアカウントが停止され、27,626件のコンテンツが非表示とされるなど、問題のあるコンテンツの即時対応が行われています。
将来への取り組み
「WOW」なライフプラットフォームを作り出すという理念を持つLINEヤフーは、広告サービスやLINE公式アカウントを通じて、クライアントのビジネス成長に寄与しています。また、サービスの品質向上に向けた努力を続け、利用者が安心してサービスを使える環境作りに努めています。
詳しくは、以下のリンクからレポートをご確認ください。
広告サービスに関する透明性レポート
LINE公式アカウントの品質に関するレポート