シチリアの美、ドンナフガータとドルチェ&ガッバーナ新作ワイン

シチリアから新たな美味しさが誕生しました。ドンナフガータとドルチェ&ガッバーナが手を組み、華やかなデザインの限定ボトルが発売されました。このコラボレーションは、ただのワイン作りを超え、その背景には深い伝統と情熱が息づいています。

今回の新作は2種類、白ワインの『Isolano』と赤ワインの『Cuordilava』です。これまでにもロゼワインの『Rosa』や2016年産の赤ワイン『Tancredi』など、数量限定のエディションが登場しており、両ブランドのコラボはますます魅力的になっています。

『Isolano』は、2019年に収穫されたカリカンテ種を使用した白ワインです。シトラスのフレッシュな香りと、ほんのりと感じるエニシダの花、そしてアロマティックなハーブが織りなす洗練されたブーケが特徴。火山の恵みを受けたこのワインには、マイナスのミネラル感も強く、口当たりが非常にまろやかです。

一方、『Cuordilava』は、2017年に収穫されたネレッロ・マスカレーゼ種を使用した、エレガントな赤ワインです。長期間の熟成がもたらす深い味わいは、小さな赤い果実の風味とともに、スパイシーさや低木で育つ果実の香りが絶妙に調和します。タンニンの感じも心地良く、しっかりとした後味が長く口の中に残ります。

これらのワインのデザインはドルチェ&ガッバーナの手によるもので、幾何学的なモチーフが特徴的です。シチリアの伝統を表現する赤、緑、青、黄色が使われ、壮大なエトナ火山の姿が描かれています。これにより、シチリアの素晴らしい歴史とその土地の美しさが表現されているのです。

また、エトナ火山自体がこの地域で生産されるワインに大きな影響を与えています。高地な気候と火山灰に富む土壌が、独自の個性を持つブドウを育て、素晴らしいワインを生み出しているのです。シチリアの太陽の光を浴びたブドウは、それぞれのワインに特有の香りと味わいを与えています。

ドンナフガータ社は160年以上にわたり、シチリアのワインを世界に広めることを目指してきました。その情熱は4代目のジャコモ・ラッロによって引き継がれ、彼の妻ガブリエラと共に1983年に設立されました。ブランド名の『ドンナフガータ』は、歴史的なエピソードに由来しています。

この特別なワインは、Mitsukoshi Isetanなどの店頭や、ドルチェ&ガッバーナの公式オンラインショップなどで入手可能です。優れたデザインと芸術性、高い品質を兼ね備えたこれらのワインは、自宅での特別なひとときや贈り物に最適です。シチリアの魅力を味わい、心に残る体験をしてみてはいかがでしょうか。