株式会社ログラスが新役員を迎え進化するDXサービス戦略
新しいデータ経営を目指す株式会社ログラス(本社:東京都港区、CEO:布川友也)が、2024年11月より新しい執行役員を迎え入れることを発表しました。伊藤博志氏はCTO(最高技術責任者)に就任し、飯田意己氏は事業執行役員VPoE(VP of Engineering)として新たな役割を担います。これにより、同社は今後のDXサービスの拡充を図ります。
新役員の就任背景
ログラスは2024年7月に国内外の投資家から70億円の資金を調達したことを受け、短期および中長期のプロダクト戦略を発表しました。2027年4月までに、提供するプロダクトやサービスの数を20以上に増やし、複数のカテゴリでシェアNo.1を達成することが目標です。この目標を実現するために、開発体制の強化やパートナー企業とのアライアンス拡充が必要とされ、今回の役員人事が決定されました。
伊藤氏は前職での経験を生かし、主に技術戦略や開発組織の整備に取り組むことになります。特に、Enabling & Platform領域への投資を強化し、先進的な開発手法「FAST」への移行を進め、さらにインドやベトナムなどに開発拠点を設立する方針です。
飯田氏は、これまでのシニアエンジニアリングマネージャーとしての経験を基に、組織のテクノロジーやプロジェクトを多面的にマネジメントし、急成長する開発組織の安定したパフォーマンスを実現するための体制作りを担います。
創業者の坂本氏の役割
取締役CTOを長年務めてきた坂本氏は、役員交代後も重要な役割を果たすことになります。彼はパートナー企業とのアライアンス構築に注力し、セールス連携やAPIとの統合を推進。AI分析機能の強化を通じて、実績領域も含めた「AI ERP」への拡張を目指します。
役員のコメント
伊藤氏と飯田氏、それぞれが新たな役割に期待を寄せています。伊藤氏は、プロダクトの価値創造や品質向上に尽力し、グローバル水準の開発組織作りに取り組む意志を示しています。
飯田氏も、持続的な開発組織の拡大を目指し、プロダクト開発の推進に全力を注ぐことを約束しています。この新しい体制により、ログラスはさらなる成長を目指すことが期待されています。
採用強化と製品への取り組み
ログラスは今後の事業拡大に向けて全ポジションでの採用を強化しています。「良い景気を作ろう。」というミッションに共感する人材の応募を歓迎し、ぜひ公式採用サイトでの面談を通じて新たな仲間を迎え入れたいとしています。
同社の経営管理システム「Loglass」は、企業に散在する経営データを効率的に統合し、高度な分析を可能にするツールとして注目されています。2023年度の予実管理SaaS/PaaS市場においてシェアNo.1を誇るなど、多くの企業に支持されています。
ログラスの今後の取り組みに、注目が集まります。彼らの目指す新しいデータ経営のスタイルや手法が、どのように企業の景気を良くしていくのか、期待が高まります。