革新!動態管理プラットフォーム
2022-04-13 12:10:45

トラック輸送業界に革新をもたらす動態管理プラットフォーム「traevo」がトライアル開始

物流業界の新しい時代を切り開く「traevo」



2023年4月13日、トラック輸送業界に新たな進展が見られました。業界横断型の動態管理プラットフォーム「traevo」が、無料トライアルの受付を開始しました。このプラットフォームは、トラック車両の位置情報や状態を、車載機器メーカーに関わらず一元的に管理できるシステムです。この仕組みにより、荷主や運送事業者、着荷主といった関係者間での情報共有が促進され、物流の効率化が期待されています。

物流業界の課題とは?



背景には、物流業界が直面する多くの課題があります。その一つが、2024年問題による働き方改革です。コロナ禍を経て、物流需要の増加にもかかわらず、積載率は低下し、中小事業者が多い業界では特に効率的な運用が求められています。加えて、CO2の排出量削減やDX(デジタルトランスフォーメーション)なども重要なテーマとされており、これらを解決するためには、業界全体での協力と標準化が必要です。

「traevo」開発の経緯



「traevo」を開発したのは、一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)で、52社との協力のもと、トラック車両データを共通の仕組みで連携させることを目指しました。この動態管理プラットフォームは、運輸業界の社会変革を推進する重要な道具です。TDBCは、2022年1月に設立され、多様なトラックデータの一元管理を可能にする技術の開発を行ってきました。

プラットフォームの機能とメリット



では、動態管理プラットフォームが提供する価値は何でしょうか?

  • - 運送事業者には、業務の自動化と効率化が実現され、報告業務には月に約304時間も削減できます。これにより、運行の安全性が確保されるとともに、荷待ち時間や労働時間の圧縮が可能となります。
  • - 荷主は、物流管理にかかる手間を大幅に削減でき、リアルタイムでの車両位置把握が可能になります。これにより、荷物の到着タイミングの確認が容易になると同時に、商品の生産から納品まで一貫した管理が実現します。
  • - 着荷主にとっても、外注運行に関する管理工数を削減し、リアルタイムでの情報把握が可能になるため、問い合わせ対応の負担が軽減されます。

未来への展望



「traevo」は、今後3年間で20万台のトラックとの連携を目指しています。このプラットフォームは、運送業界だけでなく、物流全体の最適化に寄与することが期待されています。また、災害時の支援物資輸送や、警察との協力による防犯活動への利用も視野に入れています。

業界の期待と信頼



プロジェクトに参加している企業からも、多くの期待が寄せられています。トランコム株式会社の上林氏は、「traevoにより、荷主と物流会社間の情報連携がスムーズになる」とコメント。また、主に中小の事業者が集まるこの業界において、協調性が重要であると強調しています。

「traevo」は、今後の物流業界の発展に不可欠なプラットフォームとして、大いに期待されています。業界のデジタル化を推進し、持続可能な社会の実現へ向けて大きな一歩を踏み出したといえるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社traevo
住所
東京都港区六本木三丁目2番1号
電話番号

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