戦後ベトナムの少年の物語「STRAIGHT PATH」が世界で称賛される!
マウントメルビル株式会社が制作した短編映画『STRAIGHT PATH』が、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)主催の「BRANDED SHORTS 2024」でナショナル部門の最高賞であるBranded Shorts of the Yearを受賞しました。
この作品は、東レ株式会社のブランディングを目的としたショートフィルムとして制作され、企業や広告会社が制作したブランデッドムービーを表彰する日本唯一の国際的な広告映像部門において、その高い評価を獲得しました。
さらに、『STRAIGHT PATH』は、世界的なアワードでも注目を集めています。ロンドンの「The Drum Award」の「B2B Rebrand」部門、アメリカの「New York Festivals Advertising Awards 2024」の「FILM: Products & Services」部門でファイナリストに選出され、2024 Globee® Awards「Employee Communications」部門ではGolden Bridge Awards®Gold Winnerを受賞しました。
これらの受賞は、マウントメルビル株式会社と東レ株式会社の協力と創造力の賜物であり、ブランデッドショートというジャンルにおいて、映画制作の新たなベンチマークを打ち立てたと言えます。
世界で共感を得た「STRAIGHT PATH」の物語
『STRAIGHT PATH』は、戦後ベトナムで生まれ、アメリカに移住した少年トリの物語です。彼は、物事が計画通りに進むことやまっすぐな道を進むことに喜びを感じていました。アメリカで蛇口をひねるだけできれいな水が手に入ることに驚き、彼の忠実な一歩一歩の歩みと、サバイバルを乗り越えた先の大きな成功への道のりが描かれています。
作品に込めた想いとこだわり
監督の山中有氏は、主人公のトリ・フエンさんの語り口に沿って表現することにこだわりました。トリ・フエンさんは、自身の辛く苦しい過去をユーモアを交えながら語ることができ、その強さと魅力が作品に反映されています。
山中有監督は、タイとアメリカの異なる撮影現場での苦労を乗り越え、多様な国籍のスタッフと協力し、価値観を共有しながら、最高の作品を作り上げました。
東レ株式会社の想いを表現
東レ株式会社の鈴木太樹氏は、「東レは、先端素材で地球環境問題の解決や生活を豊かにするための事業を展開する総合化学メーカーです。わたしたちの本質的価値は、素材の技術開発力や機能性だけではなく、社員一人一人がそれぞれの立場で社会を想い、真剣に課題に向き合って努力していることだと考えています。今回の作品を通して、東レが大切にする『人』や社会にもたらす価値(パーパス)を描いていただき、それが社会に評価されたことを心より感謝申し上げます。」とコメントしました。
今後の展開
マウントメルビル株式会社は、今後も観客に感動を提供できるようなクリエイティブな取り組みを続けていくことを約束しています。映画や広告などの分野で、さらに素晴らしい作品を生み出し、世界中に感動を届けてくれることを期待しています。
「STRAIGHT PATH」が示すブランデッドムービーの可能性
「STRAIGHT PATH」は、単なる企業の広告動画ではなく、深い人間ドラマと社会へのメッセージを込めた作品として、世界中で高い評価を獲得しました。これは、ブランデッドムービーが単なる宣伝ツールを超えて、観客の心を揺さぶる芸術作品となり得ることを証明しています。
特に印象的なのは、主人公のトリ・フエンさんの人生を通して、困難を乗り越える強さと希望を描いている点です。彼のユーモアを交えた語り口は、観客の心を惹きつけ、共感と感動を与えることに成功しています。
また、作品を通して東レ株式会社が大切にする「人」と社会への貢献というメッセージが明確に伝わってきます。これは、企業が単に自社の商品やサービスを宣伝するのではなく、社会とのつながりを重視し、より深いコミュニケーションを図ろうとしている姿勢を表しています。
「STRAIGHT PATH」は、ブランデッドムービーの新しい可能性を示しただけでなく、企業が社会に対してどのようなメッセージを発信すべきかを考えさせてくれる作品です。今後もこのような感動的な作品が生まれ、企業と観客の関係がより一層深まることを期待しています。
国際的な賞を受賞した「STRAIGHT PATH」は、単なる企業の広告動画を超えた、世界で共感を得る芸術作品として、今後のブランデッドムービーの制作に大きな影響を与える可能性を秘めています。