2024年定額制動画配信サービス 年間視聴ランキング
株式会社GEM Partnersが先日発表した、2024年定額制動画配信サービスの年間視聴ランキングが話題を呼んでいます。今回の調査では、エンタテイメントコンテンツのリーチを効率的に把握するための新指標「リーチpt」を用いて、様々なサービスにおける視聴状況が明らかになりました。
リーチptの重要性と調査概要
リーチptは、エンタメブランド名を冠したコンテンツに接触したユーザーの数を週次で合計した値であり、この指標を用いることで、各コンテンツの真のリーチを把握することができます。調査の対象期間は2024年1月1日から12月8日までとされ、視聴の構成比も確認されたことが特徴です。
今年の視聴ランキングから見る人気コンテンツ
ランキング結果によると、堂々の1位に輝いたのは『名探偵コナン』で、リーチptは6,897pt。これにより、2位以下に大差をつける圧倒的な支持を得ていることが分かります。この人気作品が視聴されている主なサービスとしては、Prime Videoが49%、Netflixが19%、Huluが16%となっています。
続く2位には『鬼滅の刃』が4,901ptで入っています。この作品の視聴サービス構成比は、Prime Video51%、Netflix25%、U-NEXT7%と、リーチの躍進を見せています。
3位には『ONE PIECE』が4,842ptで登場。こちらも、Prime Videoが48%、Netflixが29%、U-NEXTが8%を占めています。
このように、トップ3の作品はすべてPrime Videoでの視聴が多く、同サービスの人気が伺えます。
ジャンル別の視聴状況
視聴コンテンツの内容を確認すると、約7割がテレビシリーズ、約3割が映画であることが分かります。また、男女の視聴比率も調査され、特に『名探偵コナン』では女性の視聴者が64%を占める一方、『鬼滅の刃』や『ONE PIECE』は男性視聴者が多い結果となりました。
さらに、オリジナル制作作品でファンを拡大している例としては、11位に『地面師たち』がランクインしました。この作品はNetflix制作のドラマで、視聴比率は男性44%、女性56%とこちらも女性寄りでした。
最も視聴されたサービスはPrime Video
2024年の段階で最もリーチptを稼いだのはPrime Videoであることが確認されました。特に同サービス内のコンテンツ別ランキングも注目で、1位は『名探偵コナン』、2位には『葬送のフリーレン』、3位に『鬼滅の刃』が名を連ねています。
まとめ
この調査結果は、定額制動画配信サービスにおける視聴トレンドを明らかにするとともに、エンタメブランドのリーチを評価する新しい視点を提供しました。視聴者のニーズが多様化する中、今後のランキングにどのような変化が見られるのか、引き続き注目が集まります。これからの展開に期待が持てる2024年のエンタテインメント業界にご注目ください。