東京で行われたSDGsワークショップ
2025年3月16日、東京都の「こどもスマイルムーブメント」イベントにて、株式会社ワールドが主催するアップサイクルワークショップが開催されました。このワークショップは、ワールドSDGs推進室に所属する“なんころ先生”こと南田和子さんが指導し、自社の縫製工場にて出た残布を利用して、子供とその家族がハンドクラフトアートを楽しむことができる内容でした。
アップサイクルを学ぶ親子の時間
ワークショップの参加者は、事前申し込みを経て、165名余りが集まりました。イベントでは、親子で一緒に手形を取り、その周りに様々な色や質感の残布を貼り付けるというハンドクラフトアート作りが行われました。このプロセスでは、参加者はファッション企業がどのように環境に配慮したものづくりを行っているのかを体感することができ、同時にSDGsについても楽しく学ぶことができる機会となりました。
使用した材料は、全てワールドグループの残布や糸から取り揃えられたもので、イベントでは普段は捨てられてしまう運命にあったものが再利用され、創造的な作品に変わる瞬間を目の当たりにしました。手形を取るための台紙も、もともとは廃棄予定だった生地見本から再利用されたもので、サステナビリティを感じる工程が随所にありました。
ものづくりを通じてのSDGs教育
ホールの中はワークショップを楽しむ親子の笑顔で溢れ、参加者たちは自由に素材を選びながら思い思いの作品を作り上げていました。子供たちは自らの手でアートを制作することで、創造性を発揮し、作品を完成させる喜びを味わいました。また、親にとっても子供との共同作業を通じて、感動的な思い出が生まれる素晴らしい機会となったようです。
「こどもスマイルムーブメント」は、子供たちを中心にした社会作りを目指す東京都の取り組みで、企業やNPO、学校などが協力し合って「子供の目線を大切にした社会」を目指しています。このプロジェクトを通じて、子どもたちの笑顔が溢れる社会の実現に向けてワールドも引き続き貢献し、SDGsの重要性を広める活動を続けていく予定です。
SDGsへの取り組みと今後の展望
ワールドは、今後もこのようなワークショップやイベントを通じて、次世代を担う子どもたちにファッションを通じた環境問題理解の機会を提供し、サステナブルな社会の実現を目指します。参加者たちが創り上げた作品は、ただのアートとしてだけではなく、環境に配慮した意識の象徴ともなるのです。
このような取り組みが広がることで、より多くの人々がSDGsの理念を身近に感じ、実践へとつなげられることを期待しています。今後もワールドの活動に注目が集まります。