岡山大学第3回J-PEAKSクライオ電顕ワークショップを開催

岡山大学の新たな研究の試み

国立大学法人岡山大学は、2025年3月21日（金）に「第3回岡山大学J-PEAKS事業シナジーセッション」を開催します。このシンポジウムは、岡山大学が新たに導入するクライオ電子顕微鏡およびクライオトモグラフィーに関するワークショップです。また、アカデミアと産業界のネットワーク強化を目的とした重要な機会となります。

クライオ電子顕微鏡Krios G4の導入

岡山大学は、2024年2月に中四国地域で初めてとなるクライオ電子顕微鏡「Krios G4」を導入しました。これは300 kVの最新技術を採用したもので、サーモフィッシャ社によるものです。さらに、2025年にはクライオトモグラフィーの導入も予定しており、研究環境の整備を進めています。

シンポジウムのプログラム

このシンポジウムはハイブリッド形式で実施され、参加者は岡山大学津島キャンパスでの対面参加またはオンラインでの参加が可能です。プログラムには、以下のような内容が含まれています：

1. 開会および学長挨拶（13:30 ～ 13:40）
- 岡山大学学長那須保友からのビデオメッセージを通じての挨拶。

2. 専門家による講演（14:20以降）
- 名古屋大学の成田准教授による「クライオ電子顕微鏡法の立ち位置とその可能性」
- 九州大学の渡部准教授が「亜鉛を介したタンパク質品質管理機構の分子基盤」について。
- 他にも、東北大学、塩野義製薬、岡山大学の専門家たちによる最前線の研究成果が発表されます。