株式会社マツリカが開発したマーケティングAIエージェント「ディールエージェント」が、人気のビジネスコミュニケーションツールSlackとの機能連携を開始しました。この連携により、企業は顧客のリアルタイムな情報収集行動を把握し、より効果的に営業やマーケティング活動を行うことができるようになります。具体的にどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
まず、ディールエージェントとSlackの連携により、企業は顧客の行動データをリアルタイムで確認できるようになります。従来のマーケティングツールでは、顧客がフォームを送信したときのみ情報を収集していましたが、今回の機能では顧客がコンテンツを閲覧したり、AIとの対話を開始したときなど、様々なタイミングで情報を把握できます。これにより、営業やマーケティングチームは顧客が興味を持っているポイントを理解し、そのタイミングで最適な対応ができるようになります。
具体的には、顧客が問い合わせをしたタイミングや、資料にアクセスした瞬間、AIとのチャットが開始されたときなどにSlack上で通知が届きます。この迅速な情報収集は、企業が効果的な販売戦略を展開する上で非常に重要です。
さらに、本連携によって、企業は個人レベルでのファーストパーティインテントデータをリアルタイムに取得できるようになります。従来は企業のIPアドレスをもとにしたサードパーティデータが主流で、個人の具体的な関心を把握することは難しかったのですが、ディールエージェントは個人情報保護に配慮した同意取得プロセスを設けており、透明性を確保しています。
ディールエージェントは、2025年4月より提供を開始し、AIが自律的に顧客の情報収集や検討を進める仕組みを持っています。このエージェンティックマーケティングは、AIエージェントが顧客対応を行うことで、営業・マーケティング業務全体の効率を向上させることを目指しています。Webサイトのコンバージョン率改善や顧客体験の向上が期待されており、企業に新たな価値を提供します。
マツリカが目指すものは、「創造性高く遊ぶように働ける環境の創出」です。このビジョンのもと、マツリカは営業現場のニーズに対応しながら、次世代型営業DXプラットフォーム「Mazrica」と、国内初のデジタルセールスルーム「DealPods」を提供しています。また、顧客体験を向上させるためのマーケティング・営業AIエージェント「ディールエージェント」も、積極的に開発が進められています。
最後に、ディールエージェントの詳細や価格に関しては公式サイトから資料をダウンロードすることができます。AIが搭載された資料では、実際に質問やお問い合わせに対してAIが対応する仕組みも整っており、企業やマーケティング担当者にとって非常に便利なツールとなっています。
今後、マツリカのディールエージェントがどのように企業の営業やマーケティング活動に貢献していくのか、その動向から目が離せません。ビジネスシーンにおけるデータ活用が進化する中で、ディールエージェントは新たな可能性を開いていくことでしょう。