新たな一歩を踏み出すクラウド型会計システム
株式会社TKCが、非営利法人向けに新たに開発したクラウド型会計システム「FX2公益法人会計クラウド」が2023年6月20日から提供を開始しました。このシステムは、公益法人や社会福祉法人、学校法人、NPO法人など、多様な非営利法人のニーズに応えるために特化しています。これまでスタンドアロン型の会計システムが主流でしたが、クラウド化することで、利用者はインターネットを通じて簡単にアクセス可能となります。
提供される新システムの概要
今回のリリースに含まれるのは以下の4つのシステムです。
1. FX2公益法人会計クラウド
2. FX2社会福祉法人会計クラウド
3. FX2学校法人会計クラウド
4. FX2NPO法人会計クラウド
このうち、最初の「FX2公益法人会計クラウド」は、6月20日からの導入が決まり、残りの3システムは2023年7月24日より利用可能となります。これにより、さまざまな非営利法人がそれぞれの会計ニーズに柔軟に対応できるようになります。
機能と特長
この新システムは、TKCがこれまでに提供してきたスタンドアロン版「公益法人会計データベース」の進化版であり、公益法人会計基準や税法に完全準拠しています。また、貸借対照表や正味財産増減計算書などの作成が容易で、過去の会計データも参照できるため、業務の効率を大幅に向上させることができます。
さらに、システムの設計においては以下のような特長があるのです。
1. 非営利法人特有の機能を強化し、ユーザビリティを向上。
2. 中小企業向けのFX2クラウドと開発資産を共通化し、同等の機能を提供。
3. 各会計基準が要求する区分経理に完全に対応。
4. 会計伝票入力時に、収支仕訳も自動計上が可能。
5. 過去10期の期首月以降の仕訳を参照できます。
決算・申告機能について
FX2公益法人会計クラウドには、2026年4月より決算および申告機能も搭載予定です。この機能により、さらなる利便性が提供されることでしょう。非営利法人向けに設計されたこの新しいシステムは、効率的な会計処理を実現します。
TKC全国会公益法人経営研究会の存在
また、TKC全国会公益法人経営研究会もこの新システムの開発に深く関与しており、会計や税務に関する専門知識を駆使してシステムを進化させています。この研究会は日本各地に広がる税理士や公認会計士のネットワークを活用し、最前線で活躍しています。
まとめ
新たに登場するFX2系列のクラウド型会計システムは、非営利法人にとって必要不可欠なツールになることが期待されています。より効率的な業務運営を実現するために、ぜひこの機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。詳しくは
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