リコーが新たに発表したフラッグシップ組込みコンピュータ
リコーPFUコンピューティング社は2023年9月8日、産業用コンピュータの新製品「RICOH AR8300モデル320P」を発表しました。この新型コンピュータは、Intelの第4世代Xeonプロセッサを最大2基搭載可能であり、高信頼性を誇りながら、長期間にわたる安定した運用が求められる半導体製造や医療、社会インフラなどの現場での活用が期待されています。
高信頼設計の強み
「RICOH AR8300モデル320P」は、国内で設計・製造されている点が大きな特長です。リコーPFUコンピューティング社は、25年以上にわたる産業用コンピュータの開発・製造の経験を基に、高い品質管理プロセスを確立。マージン重視の設計ルール採用や、設計レビュー、試作・量産前の繰り返し評価を通じて、安定した供給と迅速な技術サポートを実現しています。
柔軟な設置性と高拡張性
本製品は、コンパクトな省スペース筐体に縦置き・ラックマウント設置が可能で、データ処理やリアルタイム演算に適した設計です。さらに、ECC対応DDR5メモリは最大128GB搭載でき、高速かつ信頼できるデータ処理環境を提供します。加えて、NVMe-U.2 SSDに対応し、従来のSATA Gen 3.0 SSDに比べて約3倍の速度でデータの読み書きが可能です。
高度なセキュリティ機能
セキュリティ面に関しても忘れてはなりません。RICOH AR8300は、NIST SP 800-193に準拠したBIOS改ざん防止機能を備えており、CPUの障害時にもログ取得や状態監視が可能です。これにより、トラブルシューティングを迅速に行うことができるため、運用の信頼性が大幅に向上します。
企業のビジョン
リコーPFUコンピューティングは、今後も国内シェアNo.1を目指し、AIの進展に合わせてエッジデバイスやエッジソリューションの提供にも力を入れる方針です。新たな価値を創出し、人々の生活や産業に貢献することが同社の目標です。良質な製品を通じて、社会全体の発展に寄与していくことを目指しています。
リコーグループは、デジタルサービスや画像ソリューションを提供し、DXを支える先駆的な存在として世界中で事業を展開しています。
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RICOH AR8300モデル320Pの詳細
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