広島を舞台にした警察ミステリーが登場
最近、広島を舞台とした新しい警察ミステリー小説『こちらはただの「落とし物係」です!──警察行政職員・音無遠子の流儀』が話題となっています。著者は元公安警察官の仁科裕貴氏。この作品が発売からわずか3ヶ月で5刷が決定するほどの人気を博しています。
異色の経歴を持つ著者
仁科裕貴氏は、学生時代から小説家になる夢を抱いていましたが、実際にデビューする前に一度は仕事を経験する必要があると考えました。その結果、彼は作家としての自身の強みを活かす職業として警察官を選びました。警察官としての経験が、現在の執筆にどのように影響しているのか、彼自身の言葉を借りると「署内には警察官だけでなく、裏方の重要な存在がいる」とのこと。そんな新たな視点から物語を紡ぐことができるのは、彼の経歴ゆえなのです。
謎解きが魅力のストーリー
本書の主人公は、広島県警皆実署の会計課で働く音無遠子という女性。この物語は、ある日、音無のもとに届けられた小さな仏像から始まります。遠子は仏像に触れた瞬間、不思議なビジョンを体験します。マンションから女性が落下するという衝撃的な映像が浮かび上がったのです。地味な事務員である遠子と、厳つい刑事の凸凹コンビが、この予知めいた記憶を頼りに真相を追求していく様子は、読者の興味を引きつけることでしょう。
仁科裕貴氏のプロフィール
仁科裕貴氏は広島県に生まれ、奈良教育大学を卒業後、公安警察官として勤務していました。2014年に作家デビューを果たし、その後も多くの著作を発表しています。特に、実写映画化もされた『初恋ロスタイム』や人気シリーズ「座敷童子の代理人」においては彼の独自のスタイルが賞賛され、今作も期待がかかる作品となっています。これまでの作品に加え、今回の警察ミステリーも彼の新たな挑戦として注目されています。
書誌情報
『こちらはただの「落とし物係」です!──警察行政職員・音無遠子の流儀』は、280ページの文庫判で、価格は990円(税込み)。2025年11月5日に潮出版社から発売される予定です。ISBNは978-4-267-02477-1となっています。
この新作警察ミステリーは、広島の特色を活かしつつ、読者を魅了するストーリー展開が期待されます。これからの仁科氏の活動からも目が離せません!