メニコン関工場の操業40周年と地域貢献
株式会社メニコンは、岐阜県関市に位置する関工場が今年で操業40周年を迎えたことを記念し、地域への感謝の意を込めて1,000万円を寄付することを決定しました。この寄付は、関市の「切れ目のない子育て応援プロジェクト」に活用され、特に18歳までの子ども医療費無償化の支援に役立てられます。
関工場は1984年に設立され、以来、岐阜県関市をものづくりの拠点として発展してきました。特に、高度な切削技術を駆使し、独自の超精密モールド製法による「2WEEKメニコンプレミオ」など、高品質な製品を生産しています。従業員は安全性を第一にし、厳しい品質管理を行いながら日々生産活動に励んでいます。
地域との結びつき
40周年に際してのこの寄付は、長年にわたる地元での活動への感謝の印です。岐阜県関市では、多くの従業員が生活基盤を持ち、地域経済にも貢献しています。寄付金は特に子育て支援に焦点を当てており、地域の未来を担う子どもたちに対するサポートとして大きな意義を持っています。
2024年11月29日、関市役所にて行われた寄附目録および市長感謝状贈呈式では、関市長の山下清司氏が、メニコンの寄付に対する感謝の意を表しました。市長は「40年前に関市で操業を始め、地域における雇用の確保に貢献している。メニコンで働く多くの子育て世代の従業員にとって、安心して育児ができる環境を整えるのが重要」と述べました。
一方、株式会社メニコンの田中英成取締役兼代表執行役会長CEOは、「関工場には多くの子育て世代の女性が勤務しており、安心して働ける環境作りを進めている。今回は地域への恩返しをする良い機会だと思い、寄付を行った」と述べています。これはメニコンとしての社会的責任を果たす一環であり、企業理念とも合致します。
メニコンのビジョン
メニコンは創業以来、「より良い視力の提供」を通じて社会に貢献することを企業スローガンに掲げ、研究開発や製造技術を高めてきました。瞳の健康を守るため、世界80カ国以上で事業を展開しており、コンタクトレンズの製造から販売までを手がけています。
今後もメニコンは、地域との強固な結びつきを維持しつつ、安全で快適な製品を提供することで、顧客の「見える喜び」や「見る感動」をさらに広げていくことを目指しています。地域密着型の企業としての姿勢は、関市だけでなく、多くの地域においての貢献に繋がっていくでしょう。これからもメニコンの動向に注目です。