FDUAアワード2025
2025-05-20 15:31:35

FDUAアワード2025、金融データ活用の最先端を表彰する

FDUAアワード2025、金融データ活用の最先端を表彰する



一般社団法人金融データ活用推進協会(FDUA)が新たな試みとして「FDUAアワード2025」を設立し、その受賞企業が決定しました。このアワードは金融機関におけるデータ活用を進化させ、業界全体の向上を目指すもので、今回は大賞、データ活用賞、特別賞の3つが用意されています。この取り組みにより、先進的な実践ノウハウとデータ活用方法が共有され、業界全体のモチベーションも向上することが期待されています。

受賞企業の概要


今回のアワードには、大賞を含む以下の受賞企業が選ばれました:
  • - 大賞:日本生命保険相互会社
  • - データ活用賞:信金中央金庫、八十二銀行、株式会社りそなホールディングス
  • - 特別賞:株式会社伊予銀行(地域貢献)、株式会社クレディセゾン(三井住友ファイナンス&リース株式会社)(人材育成)

受賞企業は、金融データの利活用において、特に優れた取り組みを実証し、各部門の取り組みを顕在化させました。それぞれの取り組み背景やプロセス、実際の成果に至るまでを詳細に見ることで、金融界の進化の軌跡を確認できます。

受賞理由のポイント


  • - 大賞を受賞した日本生命保険は、「デジタル5カ年計画」に基づく全社的なデータ利活用を推進し、多様なデータを一元管理する共通基盤を構築しています。さらに、AI予測を活用した新しい保険モデルの構築に成功し、定量的な成果を挙げています。

  • - データ活用賞を受賞した信金中央金庫は、「しんきんDB」を構築し、共同で信用金庫業界の壁を打破するモデルを示しています。データ分析の精度を向上させ、業務効率化を図ることにも成功しています。

  • - 八十二銀行は、「DWH×AI」により地域金融を革新しており、生成AIの導入により業務効率を高めています。これにより顧客サービスの向上と業務の効率化を両立させる取り組みが評価されました。

  • - りそなホールディングスは、銀行業務を支援するツール「Data Ignition」を開発し、業界全体に共創の波を広めることを目指しています。AI技術の活用による新サービスの創出への取り組みが高く評価されました。

  • - 特別賞を受賞した伊予銀行は、地域企業に対する先読みデータ活用を行う予測型伴走モデルを構築し、需要を見越した金融サービスの提供を進めています。さらに他社との協業も視野に入れた取り組みが評価されました。

  • - クレディセゾン三井住友ファイナンス&リースの2社は、人材育成の新モデルを確立し、社内にデータ活用文化を広め、持続的なタレントパイプラインの構築にも成功しました。

表彰式の詳細


表彰式は2025年5月23日(金)の17:00から17:50まで東京コンベンションホールで行われる予定です。この機会に、受賞した各企業の取り組みを広く知ってもらうことが目的となっています。各賞の独自性や実践ノウハウをフィードバックし、業界全体のデータ活用の促進につなげるための重要なイベントです。

今後もFDUAアワードは金融界のデジタル化を牽引し、業界全体の進化に寄与することを目指しています。受賞企業の具体的な事例をもとに、この動きを広く理解していくことが求められています。


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会社情報

会社名
一般社団法人金融データ活用推進協会
住所
東京都中央区日本橋茅場町1丁目8−1 茅場町一丁目平和ビル3階 | FinGATE CLUB
電話番号

トピックス(経済)

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