歴史ある校舎が生まれ変わる
北海道石狩郡当別町、その地に圧倒的な存在感を持つ旧弁華別小学校。この校舎が新たにモルトウイスキーの蒸留所『当別蒸溜所』として生まれ変わります。株式会社 Whisky Studentは、歴史的価値があるこの木造校舎を活用し、後世に残る魅力的な商品を提供することを目指しています。
こだわりの製品づくり
当別蒸溜所は、1バッチあたり150kgの麦芽を使用し、年間の最大生産量は24,000Lと小規模ながら、単式二回蒸留による本格的なモルトウイスキーを生産します。スコットランドの伝統的な製法を踏襲し、原酒の造り分けを大切にしたジャパニーズウイスキーのスタイルを重視しています。特に当別町は、軟らかい上水や泥炭の豊富さ、麦栽培の盛行に恵まれており、ウイスキー製造に欠かせない要素が揃っています。
地域資源の活用
当別蒸溜所は、地域ならではの大麦やミズナラ、泥炭などの資源を積極的に使用して、地場に根差した独自の商品を生み出します。これにより、地域経済の活性化にも寄与し、消費者に新たな体験を提供することに繋がります。
透明性のある企業運営
当社は、製品に関する情報をこれまでにないレベルで公開し、消費者がこだわりを持って選ぶ楽しさを提供します。ウイスキーづくりの背景や過程を知ることで、より深い味わいと共に楽しんでもらいたいと考えています。
施工スケジュール
当別蒸溜所の着工は2025年6~7月を目指しており、資金調達を進めながら補助金の利用も検討しています。そして2026年8月には、いよいよ製造を開始する予定です。
会社概要
- - 商号:株式会社 Whisky Student
- - 本店所在地:札幌市北区新琴似十条五丁目3番11号
- - 設立年:2024年10月9日
- - 資本金:4500万円(増資手続中)
- - 公式サイト:Whisky Student
代表者のプロフィール
代表の田中隆志氏は、1977年生まれで、北海道大学農学部を卒業後、堅展実業株式会社厚岸蒸溜所の立ち上げに8年間携わってきました。その経験を基に、地域に密着したウイスキーの製造を行っていく考えです。
今後、当別蒸溜所の進捗に注目です。