子どもを守る調査
2020-12-16 10:59:04
子どもを守る!留守番とSNS利用に関する調査結果
子どもの留守番とSNS利用についての調査
2020年10月、セコム株式会社は子育て中の親を対象に、子どもに関する留守番やSNS利用の実状について調査を行いました。この調査結果からは、子どもの安全対策に対する親の意識や、実際の行動についての重要なデータが得られました。
留守番の実態
調査によると、小学校中学年以上の児童を持つ家庭の約60%が、週に1回以上子どもだけで留守番をさせているとのことです。特に、乳幼児を持つ家庭ではほとんど留守番をさせていない中、小学生になると状況が変化し、家庭での約束事が重要視されている点が見受けられます。
留守番をする際、親子間で交わされる約束の中でも、「来訪者が来たときの対応」や「火の使用に関すること」が中心になっています。具体的には、8割近くの家庭が、「誰かが訪ねてきてもドアを開けない」という約束をしており、さらに「インターホンに応答しない」といった事例も多く見られました。また、事故防止のために「火を使わない」という約束も70%近くの家庭で実施されています。
外出時の約束
子どもだけで外出する際の約束についても調査が行われ、約70%以上の家庭が「知らない人に近づかない、ついていかない」との約束をしています。また、危険を感じた場合に大声で助けを求めることや、即座に逃げることなど、自己防衛の意識が強いことも分かりました。その上で、外出時の居場所確認として、約4割の家庭がGPS端末やスマートフォンを持たせていることが明らかになりました。
SNS利用への不安
調査では、子どもにスマートフォンを持たせている家庭は、小学校中学年で約50%、高学年になると約80%に達することも注目されます。しかし、SNS利用に関する不安が8割以上の家庭で感じられているのも実態としてあります。特に、健康上の問題や悪質サイトへのアクセスについての懸念が強いとのことです。
子どものSNS利用に際する不安については、視力の低下や睡眠不足、さらにはメッセージのやり取りによるトラブルなどが挙げられています。そして、使用時間の制限を行っている家庭が約60%いることから、親たちの子どもを守るための努力が伺えます。
まとめ
今回の調査結果から、セコムは家庭における子ども安全対策の重要性を再認識しました。家庭での約束事やSNS利用に向けた注意喚起は、今後の子育てにおける重要なテーマです。子どもを安全に守るために、親としてどのような具体的な対策を講じていくかが問われています。子どもたちが心地よく、安全に育つための環境づくりが求められているのです。
会社情報
- 会社名
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セコム株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前1丁目5番1号
- 電話番号
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03-5775-8100