近大生物理工学部講座
2025-09-29 16:44:06

近畿大学生物理工学部、健康と未来を考える講座を開催

近畿大学生物理工学部公開講座のご案内



近畿大学生物理工学部は、2025年10月11日に和歌山県橋本市の教育文化会館で公開講座「BOST Science Cafe」を開催します。このイベントでは「住まいの温熱環境と健康」、そして「水耕栽培の可能性」という2つのテーマに沿った講演が行われ、一般の方々を対象に開催されます。

講演内容


住まいの温熱環境と健康


このセッションでは、藤田浩司准教授が「住まいの温熱環境と健康」について講演します。研究者が約24,000名の転居者を対象に実施したアンケートから、断熱性の高い住宅に住むことで健康状態が改善されたことが明らかになっています。また、断熱性が低い住宅を改修することによって期待される医療費の削減についても解説されます。具体的には、住宅内の温熱条件がどのように疾患の発症率に影響を与えるかを探ります。

水耕栽培の可能性


続いて、坂本勝准教授が担当する「水耕栽培の可能性~効率的な植物生産と未来への展望~」では、最新の水耕栽培技術について紹介されます。土耕栽培よりも効果的な生産が見込まれている水耕栽培は、植物工場においてその利点が活かされています。特に、根圏環境の精密な制御により、栄養価の高いレタスの生産が実現されています。このセッションでは、今後の技術開発や人類の月面定住における作物生産システムにも言及される予定です。

開催概要


  • - 日時: 令和7年(2025年)10月11日(土)13:00~16:00(12:30受付開始)
  • - 場所: 教育文化会館第一研修室 (和歌山県橋本市東家一丁目6番27)
- JR和歌山線「橋本駅」から徒歩約18分
  • - 参加対象: 一般の方・中高生
- 定員:99人(入場無料、要事前申込、先着順)
(対面参加は定員に空きがあれば当日受付も可能)

オンライン参加もあり、申込後に参加URLが送付される仕組みです。

近畿大学生物理工学部とは


近畿大学生物理工学部は、「人間」「医療」「食」「生活」「環境」「福祉」と幅広いテーマに基づいた教育と研究を提供しています。1999年度から開始された公開講座には、これまで34,000人を超える受講者が参加し、多様な年齢層の人々に科学の理解を促す重要な機会となっています。今年度も教育委員会後援のもと、様々なプログラムを提供しています。

講師プロフィール


藤田浩司准教授


生物理工学部人間環境デザイン工学科に所属し、博士(工学)の学位を有します。建築環境工学が専門で、住まいの快適性と健康の関連を研究し続けています。

坂本勝准教授


生物工学科の准教授で、博士(農学)を取得。植物生理学や環境工学の分野で研究を行い、特に水耕栽培技術の開発に貢献しています。

興味がある方は、ぜひ参加をご検討ください!


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