スマイルズと中川町が新たな地域づくりをスタート
2025年6月11日、株式会社スマイルズは北海道中川町との間で地方創生に関する包括連携協定を締結しました。本協定はスマイルズにとって初の地方自治体との連携の試みであり、中川町の個性を活かしながら地域活性化を図ることを目的としています。
中川町の魅力とは
中川町は、北海道北部に位置し、天塩川が流れる自然豊かな地域です。町のオーバー87%は森林が占めており、良質な木材も名産。中川町には木工作家や大工など、自然素材を使った職人たちが暮らしており、その技術やクリエイティビティは地域資源として非常に価値があります。
最近では、アウトドアアクティビティが盛んになり、フライフィッシングやトレイルランニングを楽しむために移住してくる人々も増加。地方ならではの心地よさとアクティブなライフスタイルが共存する町となっています。
スマイルズのビジョン
スマイルズは、地域でのプロジェクトに基づき、ヒト、モノ、価値に光を当て、地域の魅力向上を目指してきました。スマイルズのアプローチは多岐にわたり、エリア開発や地域のプレーヤーが主体となったプレイスメイキング、さらに地域の作り手を活かした地域ブランディングなどがあります。本協定を通じて、互いに協力し、さらなる地方創生に貢献していくことが期待されます。
協定の主な内容
本協定では、以下の事項が連携内容として盛り込まれています。
- - 地域ブランディング・プロモーション: 中川町の魅力を広め、多くの訪問者を呼び込むための戦略を共に考えます。
- - 人材育成: スマイルズが持つノウハウを活かし、地域の人材を育成するプログラムを提供。
- - 特産品の開発: 地域資源を活かした特産品を作り出し、市場へ展開します。
- - 民間企業の進出支援: 中川町に他の企業が進出しやすい環境を作ります。
交換留職プログラムの実施
協定締結の前に、スマイルズと中川町では「交換留職」という形で、相互の職員が別の環境での経験を積みました。中川町の職員はスマイルズに1週間加わり、スマイルズからはデザイナーやプロジェクトマネージャーが地域役場で2週間働くという形です。このプログラムを通じて、地域課題についての理解を深め、新たな視点でのアプローチを学びました。
バトンのヨコクカンファレンス
中川町は、スマイルズが主催する地域創生に関するカンファレンスである「バトンのヨコクカンファレンス2024」にも参加。自治体としての出展やカンファレンスの内容構成に関与することで、地域のプレゼンスを高めました。参加者同士の議論を重ね、新しいアイデアの創出に寄与しています。
地域への期待
この包括連携協定の締結により、スマイルズと中川町は互いに強力なパートナーシップを築き、地域をより魅力的で活力ある場所に変えていくことを目指します。地域の特性を最大限に活かし、町の人たちが誇りを持てるような地域づくりを進めていく姿を期待しています。これにより中川町の未来がより明るいものになることを願っています。