無線綴じ製本の新時代！パラシュート社のPO糊とは？

近年、印刷業界における製本ニーズが多様化している中、パラシュート株式会社は新たに無線綴じ製本専用ポリオレフィン糊（PO糊）を導入しました。2025年3月1日から販売が開始され、印刷業に革命をもたらそうとしています。この新しい糊は、従来のEVA糊と比較して大幅に接着強度が向上しており、その価値は注目されています。

PO糊の導入背景

無線綴じ製本の現場では、標準的にEVA糊が使用されていますが、他社との差別化を図るにはPUR糊を用いた製本が一般的でした。しかし、PUR無線綴じ製本は高額な設備投資と歩留まりの悪さ、さらには長時間の乾燥を必要とすることから、導入に対する敷居が高かったのです。これに対し、PO糊はEVA糊の設備で使用できるため、導入のハードルが低く、即座に恩恵を受けることが可能です。

PO糊の特徴

PO糊の最大の利点は、接着強度の向上です。この糊を使用することで、無線綴じ製本された書籍が大幅に開かれることが可能となります。更に、糸曳きの軽減が期待できるため、機械内の清掃作業が減り、製本機の稼働率が向上します。また、EVA糊に比べて臭いも軽減されるため、オペレーターの健康問題にも配慮されています。これにより、従業員の健康を守る企業としてのブランドイメージ向上も望めます。

仕様と価格

新製品の名称は「PO1.5-A」、価格はオープンとなっており、詳細については直接お問い合わせが必要です。製品のミッションは、顧客から寄せられる製本の品質に対する要求に応え、印刷製本業界が直面するさまざまな課題に対処することにあります。

社長のコメント

パラシュート株式会社の代表取締役である兵藤伊織氏は、開発に対する想いを次のように語ります。「お客様からの製本品質への要望は日に日に高まっています。PO糊の導入は、印刷業界の機械稼働率向上や従業員の健康を守りながら、顧客満足度を向上させる最適な解決策になると考えています。」

パラシュート株式会社について

パラシュート株式会社は、デジタル印刷に特化したサービスを提供する企業です。全国の様々なデジタル印刷機を駆使して多岐にわたるサービスを展開しており、顧客に対して高い価値を提供しています。

企業情報

- 会社名: パラシュート株式会社
- 設立: 2024年9月2日
- 所在地: 福岡県福岡市博多区博多駅前1-23-2 ParkFront博多駅前1丁目5F-B
- 資本金: 2,000,000円
- 事業内容: デジタル印刷にまつわるサービス（デジタル印刷支援サービス / フォトグラファー支援サービス / 製品プロモーション&デジタルマーケティング支援サービス）