多様性の宝庫、スキンク下目の魅力
爬虫類ファン必見の一冊、「トカゲ大図鑑スキンク下目編」が2025年1月10日に発売されます。この図鑑は、特に多様性に富むスキンク下目に焦点を当て、ニホントカゲやアオジタトカゲに代表されるトカゲたちの魅力を余すところなく紹介します。
スキンク下目について
スキンク下目とは、通常「スキンク」と呼ばれるトカゲたちのカテゴリーを指します。日本では、北海道から沖縄まで幅広く分布している17種類のスキンクが確認されています。しかし、スキンクという名称自体はあまり知られていないのが現状です。
日本国内には、スキンクだけでなくトカゲモドキ科やヤモリ科、アガマ科など、多様なトカゲが存在しますが、流通している情報や知名度が低くなっています。スキンクは艶やかな鱗を持つことで知られていますが、実際には顆粒状の鱗を持つヨルトカゲ科や、全身が棘に覆われたヨロイトカゲ科のトカゲなど、非常に多様な姿をしています。
世界には、ヨロイトカゲのようにギザギザの鱗を持つ者や、全長80cmに達し樹上で生活するオマキトカゲ、四肢が退化したヘビタイプのダーツスキンクなど、多種多様なスキンクが分布しています。これらの特徴的な生態は、爬虫類好きにとって興味をそそる要素と言えるでしょう。
書籍内容の紹介
このトカゲ大図鑑では、スキンク下目の基本的な知識から始まり、世界中に存在する様々なスキンクの種を詳しく解説しています。特に注目すべきは、各種の特徴や生息地、さらには飼育や繁殖に関する情報が豊富に含まれている点です。
構成
- 分類、鱗、活性条件、食性など。
- ヨロイトカゲ科やカタトカゲ科など、各科の特徴。
- スキンク下目に関する法律・規制および実践的な飼育方法。
著者の中井穂瑞領氏は、爬虫類・両生類研究の専門家であり、幅広い調査経験を持っています。また、写真を担当する川添宣広氏は、ペット及び野生のトカゲを撮影し多くの著書を持つカメラマンです。
まとめ
このトカゲ大図鑑は、スキンク下目についての広範な情報を得られる資源となることでしょう。爬虫類に興味がある方や、知識を深めたい方には持っておくべき一冊です。今後の飼育や観察に役立つ情報がたくさん詰まっているので、ぜひ発売日を楽しみにしていてください!
書籍情報
- - 書名: トカゲ大図鑑スキンク下目編
- - 著者: 中井 穂瑞領
- - 編集・写真: 川添 宣広
- - 仕様: B5判、416ページ
- - 定価: 8,250円(税込)
- - 発売日: 2025年1月10日
- - ISBN: 978-4-416-62374-9