がん闘病をカメラで捉えた報道カメラマンの挑戦
2024年7月27日に放送されるドキュメンタリー番組「オレ、がんになってもた~報道カメラマン前立腺がん闘病記~」は、フリーカメラマンの本城敏弘さんが自身のがん闘病を追った感動の物語です。65歳の本城さんは、26歳でカメラマンとしてのキャリアをスタートして以来、40年にわたり多岐にわたる現場で活躍してきました。しかし、健康診断を受けた瞬間、彼の人生は一変しました。「前立腺がん」という衝撃の診断が下されたのです。
前立腺がんは男性にとって最も多いがんであるにも関わらず、多くの人がこの病を隠そうとします。その理由の一つは、手術後に残る後遺症の存在です。本城さんも、治療の選択肢として全摘出手術を決意しますが、医師からは再発の可能性や「勃起不全」「尿漏れ」といった後遺症の説明を受け、愕然とします。こうした副作用を抱える男性の中には、病気を公表せずに苦しむ人が少なくありません。
しかし、本城さんは報道に関わる者として、自身の闘病を包み隠さず公開し、医療に関する理解を深めてもらいたいという強い思いを持っていました。そのため、彼は自らカメラを持ち、病気との闘いを撮影する意義を見出します。手術は無事成功しましたが、退院後に待っていたのは、自身の体の変化に対する戸惑いでした。特に、自分の意思とは無関係に起こる尿漏れに苦しむ場面は多々ありました。
それでも、彼の目標は職場復帰です。手術から1か月後、彼は仕事に戻りましたが、その初日に事件対応が発生します。果たして、彼は後遺症と戦いながら、たくさんの業務をこなすことができるのでしょうか。彼の闘病生活を通して、目標を持つことの大切さ、そして周囲の人々との支え合いの意味が伝わってきます。
このドキュメンタリーが描くのは、本城敏弘さん自身の勇気ある挑戦だけでなく、日常の中で見落とされがちな「弱い立場の人々」を支える人々の姿でもあります。彼の物語からは、勇気や希望を感じ取ることができ、多くの人にとっての励みとなることでしょう。
番組情報
- - タイトル: ドキュメンタリー7
- - 放送局: テレビ大阪
- - 放送日時: 2024年7月27日(土)午前11時~11時30分
- - 番組HP: テレビ大阪公式サイト
- - TVerでも放送後にご覧いただけます: TVerリンク
- - 過去の放送はYouTubeチャンネルで配信中: YouTubeリンク